米Apple、過去最高の第4四半期売上。iPhone出荷は91%増

-iPodは11%減。ジョブズ氏「年末までにサプライズ」


 米Appleは19日、2010年度第4四半期の業績を発表した。売上高は前年同期を約80億ドル上回る203億4,000万ドル、純利益は43億1,000万ドルで、ともに過去最高となった。

 希薄化後の1株当たり利益は4.64ドル。また、四半期の米国市場以外の売上比率は57%となった。なお、前年同期は、売上高が122億1,000万ドル、純利益が25億3,000万ドル、希薄化後の1株当たり利益が2.77ドルだった。

 四半期のiPhone出荷台数は1,410万台で、前年同期と比べ91%増加。一方、iPodの販売台数は905万台で、前年同期比11%減となった。iPadは419万台。Macは389万台で、前年同期比27%増。

 スティーブ・ジョブズCEOは、「200億ドル以上の売上高、そして40億ドル以上の税引後利益という数字に驚嘆している。共にApple創業以来の記録的数字だ。iPhoneの販売台数は、(ブラックベリーの)RIMが直近の四半期に販売した1,210万台を楽に上回った。年末までにはまだいくつかのサプライズを用意している」とコメントしている。

 また、ピーター・オッペンハイマーCFOは、「2011年度第一四半期は、売上高が230億ドル、希薄化後の1株当り利益は4.80ドルを予想している」と述べている。



(2010年 10月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]