Shareで「プリキュア!」をアップロードした37歳男性逮捕

-「キャプチャした映像をみんなにあげたかった」


 千葉県警生活経済課サイバー犯罪対策室と千葉東署は27日、ファイル共有ソフト「Share」を通じて、テレビアニメ「ハートキャッチプリキュア!」を無断アップロードしていた愛知愛西市の無職男性(37歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕。28日、千葉地検に送致した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が明らかにした。

 男性は、6月28日頃から7月18日頃までの間、東映アニメーションが著作権を持つテレビアニメ「ハートキャッチプリキュア!」の第20~23話の各4話をそれぞれ、Shareを通じて権利者に無断でアップロード。不特定多数のネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれている。

 男性はアニメが放送された直後から、CMカットするなどした編集済みの動画をアップロードしており、警察の調べでは2009年春頃からアップロードを始めたと供述している。男性は「地上デジタルチューナを購入したことをきっかけに、キャプチャした映像をみんなにあげたかった」と話しているという。

 2010年10月に、千葉県警の捜査員がサイバーパトロールで発見。ACCSを通じて著作権者に連絡した。なお、逮捕同日に行なわれた男性宅の家宅捜索では、パソコン1台、サーバー1台、地上デジタルチューナ1台、テレビ番組をコピーしたDVD-R 約200枚などが押収された。


(2010年 10月 28日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]