東芝、バッテリ内蔵や3D対応などインド向け液晶TV

-2013年シェア10%へ。CEVO ENGINE搭載機も


Power TV「32PC1」

 東芝は6日、インド市場向けのテレビ新製品を発表した。バッテリやブースターを内蔵した地域密着モデル「PowerTV」のほか、CELL REGZAのコンセプトを受けついた最上位モデル「55ZL800」など5シリーズ10モデルを12月下旬から発売する。

 Power TVは、11月に発表したASEAN向けモデルと同様に全モデルにブースターを搭載。ベーシックモデルの「PB1」、LEDバックライト搭載の「PS1」、LED+バッテリ搭載の「PC1」の3シリーズを展開し、全モデル24型と32型を用意するほか、PS1には40型もラインナップする。PC1シリーズは、バッテリを搭載することで停電時にも最大約2時間の視聴が可能となる。

 また、CELL REGZAのコンセプトを受け継いだ上位モデル「55ZL800」も発売。新開発のCEVO ENGINEによる映像処理や、メガLEDパネルなどにより高画質化を図っているほか、3Dにも対応。サウンドバーも搭載し、音質を向上している。

 ヤコブ・イェンセンとのコラボレーションモデル「WL700シリーズ」も55型と46型の2モデルで発売。デザインや環境性能、2D-3D変換機能などをアピールする。

 東芝では、インド国内で2011年末までに販売店舗を4,000店舗に拡大。地方都市にも積極的に進出し、2013年度にインド国内液晶テレビシェア10%を目指す。また、クリケットのトップ選手サッチン・テンドゥルカール氏を広告キャラクターに起用するとともに、インド国内の主要都市において販売キャンペーンを展開。東芝ブランドと新製品の市場認知を促進していくという。

55ZL80055WL700

(2010年 12月 6日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]