エンティス、HDMI搭載ネットワークメディアプレーヤー

-SATA HDD内蔵可能。アルミ筐体の「PopcornHour」


PopcornHour A-210と付属リモコン

 エンティスは、ネットワークメディアプレーヤーの新モデル「PopcornHour A-210」を12月下旬より直販サイトで発売する。直販価格は23,800円で、12月21日より予約を受け付けている。

 UPnPやWindows Media Connectに対応し、LAN内のパソコンやLAN HDDなどに保存した動画/音楽などを再生できるネットワークメディアプレーヤー。別売のシリアルATAのHDDを装着することで、HDDメディアプレーヤーとしても利用できる。HDMI出力を備え、テレビなどに最大1080pで出力可能。

 2月に発売した「PopcornHour A-200」との違いとして、ファンレスのアルミ筐体を採用。外形寸法と重量は約270×132×32mm(幅×奥行き×高さ)、約1㎏で、A-200(約270×150×50mm/約1.6㎏)に比べ小型/軽量化されている。

 インターネット経由でRevision3やVideocastなどの動画配信サービスや、Flickrなどの画像共有サービス、SHOUTCastなどのインターネットラジオが利用可能。動画/音楽/ゲームなどのアプリケーション配信プラットフォーム「Apps Market」も用意。YouTubeなど20社以上のコンテンツ配信企業がこのサービスに対応するという。

 本体にHDDは装備しないが、別売の2.5型または3.5型シリアルATA HDDを内蔵することで、動画などを保存/再生可能。サーバーアプリをインストールすることにより、SMBやFTPなどのネットワーク共有機能に対応でき、メディアサーバーとしても利用できる。

 メディアプロセッサとして、A-200と同様にSigmaDesignsのチップセット「SMP8643」を搭載。音楽を再生しながら静止画検索して再生したり、Webサービスを利用するといったマルチタスクに対応する。 また、本体内のコンテンツのメタデータを自動でインターネット上のデータベースから取得し、関連情報やサムネイル画像を表示するユーザーインターフェイス「Networked Media Jukebox」も採用している。

 再生可能な動画はMPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV9、VC-1、XviDなど。AVCHDや、MKV、TS、ISOなどもサポートする。音楽はAAC、MP3、WMA、FLAC、Vorbis、ドルビーデジタルなど、静止画はJPEG、BMP、PNG、GIFに対応する。

 出力端子はHDMI 1.3a(12bit DeepColor)、コンポーネント、S映像、コンポジット、光デジタル音声、同軸デジタル音声、アナログ音声を装備。USB 2.0端子×3(ホスト×2、スレーブ×1)と、Ethernetを備える。最大消費電力は36W。ACアダプタや赤外線リモコン、1.5mのHDMIケーブルなどが付属する。

コンテンツのメタデータやサムネイル画像を使ったUI「Networked Media Jukebox」の画面イメージ背面端子部


(2010年 12月 21日)

[AV Watch編集部 中林暁]