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パナソニック、DIGAの録画番組を持ち出す新プレーヤー

−3.5型タッチ液晶/Android搭載。DIGAと無線で同期


SV-MV100

 パナソニックは、3.5型タッチパネル液晶を搭載し、ブルーレイDIGAと連携するデジタルメディアプレーヤー「SV-MV100」を3月18日より発売する。OSはAndroid 2.1。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはブラック(-K)とホワイト(-W)が用意される。

 直販サイト「パナセンス」でのモニター販売も実施。応募期間は、2月28日の13時までで、入札価格は下限が22,400円、上限が26,900円。詳細はパナセンスのサイト内で案内している。

 3.5型/854×480ドットのタッチパネル液晶を搭載したメディアプレーヤーで、DIGAで録画したデジタル放送番組を転送して、SV-MV100で番組を鑑賞できるほか、Windows Media Playerから転送した音楽ファイルの再生などにも対応する。タッチパネル部は静電容量式。16GBのメモリを内蔵するほか、SDメモリーカードスロット(SDHC/SDXC対応)も装備する。液晶表示は縦/横の自動切り替えに対応する。

【訂正】
記事初出時に「液晶はマルチタッチ対応」としておりましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします(2月14日)。


SV-MV100。左がホワイト、右がブラック 液晶表示は縦/横を自動切り替え 背面。カラーはブラック(左)とホワイト(右)。写真は試作機のため実際の製品とは異なる場合があります
上部にボリュームや電源ON/OFFボタンを装備 SDカードスロットも備えている ヘッドフォン出力とUSB端子
SV-MV100の主な機能

 IEEE 802.11b/g対応の無線LANを搭載。OSはAndroidだが、Androidマーケットには対応せず、パナソニックでも、Android OS端末であることをアピールするつもりはなく、DIGAやVIERAと組み合わせて、テレビ番組や音楽を楽しむ端末として訴求していく方針。ただし、Androidアプリの追加は可能となっており、5月を目処にBIGLOBEの「Andronavi」と協力したアプリ配布サイトを開設。パナソニックが動作を確認したSV-MV100用のアプリを提供する予定。

 最大の特徴はブルーレイDIGAとの連携機能。従来からDIGAでSD解像度の番組を録画し、USBやSDカードを経由してポータブルVIERAなどに転送する機能を備えていたが、SV-MV100では、DIGA内のHDD録画番組をMV100の内蔵メモリーにも無線LAN経由で転送できる。

 また、DIGAで録画した番組を無線LANを経由して自動的にSV-MV100に転送する「かんたん自動転送」や、ホームネットワーク内のDIGAの録画番組や写真をストリーミング再生ができるほか、DIGAのチューナで受信中の地上/BS/110度CSデジタル放送番組をMV100で視聴できる。

【DIGAとSV-MV100の連携機能】

機能 概要
テレビ視聴 DIGAで受信したデジタル放送を家庭内のMV100に中継して視聴
再生 DIGAのHDD内の録画番組や写真をMV100で視聴
ビデオ転送 DIGAのHDD内の録画番組をMV100の内蔵メモリやSDカードに転送
かんたん自動転送 DIGAのHDD内の録画番組を、転送時間を指定して、自動で無線LAN経由
もしくはUSBケーブル経由でMV100に転送

 これらの全機能は、2011年2月発売の新ブルーレイDIGA(DMR-BZT900など5モデル)との組み合わせで使用できる。2010年秋モデル(DMR-BWT2000など)でも、SDカードでの録画番組持ち出しなどは利用可能となっている。

 番組持ち出しは、DIGAの予約録画時に「持ち出し番組の作成」で、「する」を選択。転送方式として「SD/USB経由」、「ネットワーク経由」の2方式が用意され、画質は640×480ドット/30fps/1.5MbpsのMPEG-4 AVC/H.264の「VGA(高画質)」。SDカード/USBへの持ち出しの場合のみ、「QVGA(ワンセグ画質)」も選択できる。

 なお、持ち出し用の番組は、録画と同時に作成するのではなく、録画終了後の電源OFF時にエンコードする。SDカード/USBではSD-Video形式に準じた形式で作成、一方、ネットワークでは、DTCP-IPのルールに則り、SD/USBとは異なる形式で作成する。そのため、SD/USB用の番組をネットワーク転送することはできない。また、持ち出し番組を転送すると、1回のダビングとカウントするため、ダビング10の残り回数が1回減る。また、ダビングした番組をDIGAのHDDに書き戻すことはできない。

 SD/USBで録画した番組は、従来通りUSBケーブルやSDカード経由で携帯電話やポータブルVIERAなどに転送。一方、新機能となるネットワーク経由の場合は、持ち出し用の番組を選択することで、無線LAN経由で番組転送できる。

 「かんたん自動転送」は、この無線LAN経由の転送を自動化するもの。SV-MV100でDIGA内の転送用番組の期間を3日/1週間/2週間/制限なしから選択。さらに、自動転送を行なう時間をAM2:00などに設定することで、任意の期間の持ち出し番組を、毎日指定の時間にSV-MV100に転送してくれる。

 なお、持ち出し番組は録画終了後に番組とほぼ同じ時間をかけて再エンコードを行なうため、例えば、転送時間をAM2時に設定している場合、AM1時30分終了の1時間番組などはエンコードが終わらないため、AM2時の同期時には転送されず、翌日の同期時に転送される。

 テレビ視聴は、1.5MbpsのSD解像度で家庭内のDIGAからSV-MV100にライブ動画を中継する機能。SD解像度に再エンコードするため、DIGA側で録画、ダビング中は同機能を利用できないなどの制限が発生する。

持ち出し番組の作成を選択 転送方式はSD/USB経由とネットワーク経由が用意される かんたん自動転送する期間を選択
SV-MV100からDIGAを操作 かんたん自動転送設定
メインメニュー ワンセグアンテナが付属する

 ワンセグチューナも内蔵し、ワンセグ視聴/録画に対応。最長で8時間の録画が可能で、SDカードに最大99番組、内蔵メモリに最大4,095番組の録画が可能。予約録画番組数は最大12番組。

 DIGA連携以外にもPCなどから転送した動画や音楽、写真の再生に対応。対応ビデオ形式は、MPEG-4 AVC/H.264(Baseline Profile)とMPEG-4、WMV。MPEG-4では解像度は最大720×480ドット、30fpsまでサポートする。

 また、Blu-ray Discにモバイル機器のコンテンツを収め、携帯電話やスマートフォンなどに移して視聴可能にする「e-move」にも対応。e-move対応BDビデオソフトに記録された高画質/ワンセグ画質のコンテンツを、e-move対応ディーガ(DMR-BZT900/800/700/600)から転送し、視聴できる。

 音楽はWindows Media Playerからの転送やドラッグアンドドロップでの転送に対応。MP3、WMA、AACファイルの再生が可能となる。また、同社が展開していたSDカード採用ポータブルオーディオ「D-snap」用のSD-Audioファイルの再生にも対応し、SD-JukeboxやD-Dockから楽曲転送したSDカードの楽曲も再生できる。SV-MV100でmicroSDでなくフルサイズのSDカードスロットを採用したのも、従来のD-Snap/D-Dockユーザーがカードを転用できるよう考慮したためという。

 音質にもこだわり、圧縮時に失われた高域成分を補間する「リマスター」などの高音質化機能を搭載。クリア、ヘビー、トレインなどの9種類のイコライザも搭載する。ヘッドフォン出力は3mW×2(16Ω)。端子はステレオミニジャックとなっている。280mW出力のモノラルスピーカーも内蔵する。

音楽再生画面 オーディオ機能の強化点。WMPやドラッグアンドドロップ転送に対応。SD-Audioも継続してサポート リマスターや9種類のイコライザなどを装備する
YouTubeやradikoにも対応する

 FMチューナも内蔵。[自宅]と[おでかけ]の2種類の周波数プリセット登録が可能となっている。また、WebブラウザやYouTube、メール、Podcast、RSSリーダーなどの機能も搭載。さらに、radiko.jpにも対応しており、radiko用端末としても活用できる。また、同社が動作確認したAndroid用アプリを追加でインストールしたり、DIGA向けのサービス「ディモーラ」や「ミモーラ」もWebブラウザ経由で利用できる。

 リチウムイオンバッテリを内蔵し、充電時間は約4時間30分。明るさ最少時のバッテリ持続時間は、ビデオ(ワンセグ録画番組)で約12時間、ワンセグ受信で約10時間、テレビ録画で約9時間、音楽再生で約50時間、FMラジオで約25時間、YouTube視聴で約8時間。

 USB 2.0端子も装備。外形寸法は119.7×14.7×60.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約130g。ワンセグアンテナケーブルやカナル型イヤフォンが付属する。


(2011年 2月 14日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]