アップル、PC/MacのiTunes Storeで被災者支援の寄付受付

-米国赤十字に寄付。「家庭の医学」などアプリ無料化も


寄付の受付ページ

 アップルは15日、東北地方太平洋沖地震の被災者を支援するため、iTunes Storeにおいて米国赤十字への寄付を受付開始した。Mac/PCにインストールしたiTunesで利用できる。

 アップルは、今回の地震と津波の被災者に対し、米国赤十字への寄付を通じて支援することを決定。寄付は、食糧や水、避難所、医療サービスなどに利用される。iTunes Storeでの寄付の受付は、日本のほかにもアメリカ、英国、カナダなど世界17カ国でも実施されている。

 iTunes Store内の寄付のページでは、金額を500円/1,000円/2,500円/5,000円/1万円/2万円のいずれかから選択可能。選んだ額が全て米国赤十字に寄付される。なお、手持ちのiTunes Storeクレジットは、今回の寄付には利用できない。寄付したユーザーの個人情報は赤十字と共有されないため、赤十字からの受領確認は行なえないが、iTune Storeからのレシートが確認書となる。

 また、App Storeにおいては、iPhone/iPad/iPod touch向けの「災害対策アプリ」をまとめたページも公開中。全て無料のアプリ24個(15日現在)を特集したページとなっており、通常は有料である「家庭の医学」や「NAVITIME for iPhone」も提供各社が無料で提供している。そのほかにも、ニュースや災害伝言板、医療関係、ソーシャルネットワークなどのアプリがまとめられている。なお、このページにも掲載されている「radiko.jp」は既報の通り、視聴エリア制限が当面の間、解除されている。



(2011年 3月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]