マッキントッシュ、USB DAC搭載CDプレーヤー最上位機

-プリアンプにもUSB。パワー2モデルなど


 マッキントッシュ・ジャパンは、フラッグシップSACD/CDプレーヤー「MCD1100」やUSB DAC搭載のプリアンプ「C50」、「C48」、ステレオパワーアンプ「MC452」、「MC302」の5モデルを2011年夏より発売する。

 価格はMCD1100が115万5,000円、C50が819,000円、C48が588,000円、MC452が945,000円、MC302が609,000円。


■ MCD1100

 マッキントッシュのフラッグシップSACD/CDプレーヤー。アルミニウム製ダイキャストCDメカニズム/トレーを採用し、振動の影響を排除したという。音楽CD、CD-R/RWのほか、MP3やWMAの再生にも対応。デザインはマッキントッシュ伝統の漆黒のガラスフロントパネルで、シャーシはステンレススチールを採用する。

MCD1100背面

 ESSのDAC「ES9018 SABRE32 Reference DAC」を搭載し、左右各チャンネルに4チャンネル分の回路を構成。USB入力や、光/同軸デジタル音声入力、XLR、BNCの各デジタル入力も備えており、単体のDACとしても利用できる。

 デジタル出力は同軸、光デジタル、XLR、BNCを各1系統。アナログ出力は固定RCA/XLRを各1系統、可変RCA/XLRを各1系統装備。ヘッドフォン出力も装備する。SN比は110dB、ダイナミックレンジは100dB。消費電力は35W。外形寸法は445×403×152mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.8kg。

 


■ C50/C48

 ともにUSB入力を装備しDACとしても利用可能なプリアンプ。32bit DACを搭載し、USBや光デジタル、同軸デジタルからの入力信号を高品位に変換/出力できる。

 C50は、マッキントッシュ伝統のブラックガラスパネルとブルーアイズメーターを搭載。8バンドのイコライザも備えている。MM/MCフォノ回路や、長寿命化した不活性ガス封入電磁セレクタースイッチなどを採用する。

C50背面

 デジタル/アナログ回路を分離しながら、剛性をアップし、振動の影響を排除したというインバーテッド・シャーシ・デザインを採用。入力端子はライン(RCA)×6とライン(XLR)×2、フォノ(MM/MC)×2。出力はプリアウトがRCA×3とXLR×3、録音出力がRCA×1。全高調波歪み率は0.002%。入力感度はラインが450mV/22kΩ、MMが4.5mV /47kΩ、MCが0.45mV/25、50、100、200、500、1,000Ω。消費電力は30W。外形寸法は445×457×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.3kg。

C48

 C48は、C50をよりシンプルな構成にしたスタンダードプリアンプ。ハイグレードMCフォノ回路や5バンドなどを搭載するほか、USB/光/同軸デジタル入力も装備する。シャーシは、インバーテッド・シャーシ・デザインを採用。

 入力端子はライン(RCA)×6とライン(XLR)×2、フォノ(MM/MC)×2。出力はプリアウトがRCA×2とXLR×2、録音出力がRCA×1。全高調波歪み率は0.002%。入力感度はラインが450mV/22kΩ、MMが4.5mV/47kΩ、MCが0.45mV/25、50、100、200、500、1,000Ω。消費電力は30W。外形寸法は445×457×152mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11kg。



■ MC452/MC302

 MC452は、出力450W×2ch(2/4/8Ω)のステレオパワーアンプ。ブルーアイズメーターなどの同社パワーアンプのデザインコンセプトを踏襲。両サイドには大型ハンドルを装着する。

 出力段パワー素子にはオンセミコンダクター製のThrmalTrakバイポーラ・パワートランジスターを採用。増幅回路をクアッド・バランス構成とすることで、筐体を小型化しながら大出力を実現した。全高調波歪み率は0.005%。入力端子はRCA×1系統、XLR×1系統。出力端子はRCA×1系統、XLR×1系統。スピーカー出力は1系統×3(2Ω/4Ω/8Ω)。外形寸法は445×559×240mm(幅×奥行き×高さ)、重量は50kg。

MC452背面
MC302

 MC302は、出力300W×2ch(2/4/8Ω)のステレオパワーアンプ。出力段パワー素子にはオンセミコンダクター製のThrmalTrakバイポーラ・パワートランジスターを採用。全高調波歪み率は0.005%。入力端子はRCA×1系統、XLR×1系統。スピーカー出力は1系統×3(2Ω/4Ω/8Ω)。外形寸法は445×483×240mm(幅×奥行き×高さ)、重量は44.5kg。



(2011年 4月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]