マッキントッシュ、200台限定プリメイン「MA6300LTD」

-真空管プリ「C22」も100台限定で発売


 マッキントッシュ・ジャパンは、プリメインアンプ「MA6300LTD」と真空管プリアンプ「C22」を2月より発売する。

 定格出力160W×2ch(4Ω)のプリメインアンプ「MA6300LTD」は、マッキントッシュ・ジャパン5周年記念モデル。日本国内200台限定で発売し、価格は378,000円。

 「C22」は同社真空管プリアンプの定番モデルをリファインした製品。日本国内100台限定で、価格は693,000円。

 


■ MA6300LTD

 McIntoshのプリメインアンプ「MA6300」をベースにファインチューニングを施したという限定モデル。漆黒のガラスフロントパネルに浮かぶブルーアイズメーターなどのMcIntoshプリメインアンプの基本を継承しながら、高品位大型金メッキスピーカー端子などを採用し、音質向上を図っている。

MA6300LTD背面

 接点劣化を防止し、長寿命化を実現する「不活性ガス封入電磁セレクタースイッチ」を採用。出力段素子にはオンセミコンダクターのThrmalTrakバイポーラトランジスタを搭載し、電源投入時から最大パワー時までのバイアス電流を正確にコントロールするという。

 定格出力は160W×2ch(4Ω)、100W×2ch(8Ω)。全高調波歪み率は0.005%以下。入力端子はライン(RCA)×5、ライン(XLR)×1、フォノMM×1を装備。パワー入力×1や、録音出力×1、プリアウト×1も装備する。スピーカーターミナルはYラグやバナナプラグに対応する金メッキ仕様。

 堅牢なフットを装備。外形寸法は445×475×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16.8kg。

 


■ C22

 McIntoshの真空管プリアンプ定番モデルで、日本のみ100台限定販売モデルとして企画。デザインや設計思想は継承しながら、電磁式スイッチの採用やトーンコントロール回路、高品質MM/MC回路などの技術を投入している。

C22背面

 真空管は、プリアンプ部、フォノMM部、フォノMC部のそれぞれに12AX7A×2を搭載する。不活性ガス封入電磁セレクタースイッチや、トーンコントロール機能、トーンバイパス機能などを搭載。

 入力端子はライン(RCA)×6とライン(XLR)×2、フォノ(MM/MC)×2。出力はプリアウトがRCA×3とXLR×1、録音出力がRCA×1。全高調波歪み率は0.08%以下。入力感度はラインが900mV/20kΩ(バランス)、450mV/20kΩ(アンバランス)、MMが4.5mV/47kΩ、MCが0.45mV/10、25、50、100、200、500、1000Ω。

 消費電力は75W。外形寸法は445×410×152mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.3kg。



(2011年 2月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]