アイ・オー、USB HDD録画対応の3波デジタルチューナ

-DTCP-IPサーバーでPS3配信も。22,050円


HVT-BCT300S

 アイ・オー・データ機器は、地上/BS/110度CSデジタル放送対応のデジタルチューナ「HVT-BCT300S」を6月上旬より発売する。価格は22,050円。

 地上/BS/110度CSデジタル放送に対応したデジタルチューナで、別売のUSB HDDを追加することで、デジタル放送録画も行なえる。録画時に接続できるUSB HDDは1台のみだが、複数台の登録が可能となっている。

 EPGからの録画予約に対応。連ドラ予約や、繰り返し録画、番組延長設定なども可能となっている。データ放送の受信や字幕放送、音声多重放送に対応する。なお、データ放送の録画や双方向通信サービスには対応しない。

HVT-BCT300S前面パネル内にUSBやカードスロットも装備

 特徴はDTCP-IP対応のDLNAサーバー(DMS)機能を搭載したこと。USB HDDに録画した番組や、HDDやメモリーカードに記録したAVCHDビデオやデジタルカメラの写真、動画も配信できる。そのため、家庭内のPlayStation 3やネットワークプレーヤー「AV-LS700」などのDTCP-IP機器からBCT300Sで管理するサーバー内のビデオや音楽、写真を再生可能となる。ただしテレビ番組録画中のDTCP-IP配信はできない。

 また、録画した番組はRECBOXなどのDTCP-IPダビング対応機器にムーブ/ダビングが可能。スカパー! HDで録画した番組もダビングできる。DLNAのメディアプレーヤー機能も搭載しており、動画はWMV9(VC-1)、MPEG-1、MPEG-2(PS/TS)、MPEG-4 ASP、MPEG-4 AVC/H.264、XviD、音楽は、WMA8、WMA9、WMA9 Pro、MP3、MPEG-2/4 AAC、リニアPCM、写真はJPEG、BMP、PNG、GIF、TIFFに対応する。DVDビデオのISOイメージファイル再生も可能。

 iOS用アプリ「BCT Remote」により、同一ネットワーク内のiPhone/iPad/iPod touchから「HVT-BCT300S」の録画予約や本体操作が可能。また、DigiOn製アプリ「DiXiM DMC」(有料)を利用すれば、iPhoneやiPod touch内のコンテンツをBCT300Sを介してテレビに出力できる。

 USB端子やSDカードスロットも装備し、AVCHDのビデオカメラ映像やデジタルカメラ画像を再生できる「カメラプレーヤー」機能を搭載。USB HDDにカメラ内の映像をバックアップすることも可能となっている。三洋Xactiの撮影映像取り込みにも対応する。

 ネットワークサービスはアクトビラとTSUTAYA TV(ストリーミング)に対応。Ethernetを2系統装備しており、2ポートのハブとしてHVT-BCT300Sを活用できる。

 HDMI出力はHDMI CEC対応で、CEC対応のテレビとの電源連動などが可能。HDMI以外の出力端子はD4×1(別売ケーブルMA-D2AでアナログRGB出力にも対応)、コンポジット×1、光デジタル×1、アナログ音声×1。USBは2ポート装備する。

 消費電力は18W。外形寸法は260×185×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。ACアダプタやリモコンが付属する。

背面リモコン

(2011年 5月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]