アイ・オー、USB HDDに録画可能な3波デジタルチューナ

-27,720円の「HVT-BCT300」。DTCP-IP再生対応


HVT-BCT300

2月中旬発売

標準価格:27,720円


 アイ・オーデータ機器は、USB HDDへの録画機能を搭載した地上/BS/110度CSデジタルチューナ「HVT-BCT300」を2月中旬より発売する。価格は27,720円。

 据置型の地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナ。特徴としてUSB HDDへの録画機能を備える。そのほか、ネットワークプレーヤー機能も備えた製品で、DTCP-IPに対応。VODサービスや動画投稿サイトとの連携なども図ったモデルとなっている。

 本体にUSB 2.0端子を2系統搭載。USB HDDと接続して、HDD内にデジタル番組の録画が可能。録画形式はMPEG-2 TSのストリーム記録となっている。連続録画時間は12時間。CS放送録画は2010年内に対応する予定。EPGをサポートし、番組表を利用した予約録画もできる。字幕放送やデータ放送などにも対応する。

フロント。SDカードスロットを搭載する

 USBを介してUSBデバイス内のコンテンツ再生が可能。AVCHDカメラなども接続でき、カメラ内の撮影した動画ファイルの再生や、PCを介さずに撮影動画ファイルをUSB HDDに保存することもできる。フロントにはSDカードスロットを装備し、メモリカード内のコンテンツ再生も可能。

 DTCP-IPに対応。DLNAサーバー機能を持つレコーダなどで録画したデジタル放送の番組を、ネットワーク経由で再生できる。また、Windows 7に標準搭載の「Windows Media Player 12」をサポート。ホームネットワーク上のPCやLAN HDD内のコンテンツ再生が可能で、リモート再生機能にも対応する。

 インターネットコンテンツの再生もサポートし、3月にはハイビジョンVODサービスに対応予定とする。動画投稿サイトのコンテンツの再生もできる。なお、TVモードからの画面切替やローカルコンテンツ再生、ネットワークコンテンツ再生において、高レスポンスを実現。「圧倒的な高速性を実現し、ストレスなしで画面切替や再生が楽しめる」(アイ・オー)としている。

メニュー画面。本体に高性能チップを採用し、画面切替などの高レスポンスを実現したという動画投稿サイトのコンテンツの再生も可能

 再生対応フォーマットは動画がWMV9(VC-1)、MPEG-1、MPEG-2 TS、MPEG-2 PS、MPEG-4 ASP、MPEG-4 AVC/H.264、AVCHD、XviD、音楽がWMA8、WMA9、WMA9 Pro、MP3、MPEG-2/4 AAC、リニアPCM、静止画がJPEG、BMP、PNG、GIF、TIFF。

 出力端子はHDMI(Ver.1.3a準拠)×1、D4×1、コンポジット×1、光デジタル音声×1、アナログ音声×1を装備。そのほか、ハブ機能付きのEthernet端子を2系統備える。HDMIはCECリンク機能が利用できる。

 外形寸法は260×185×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。リモコンやACアダプタ、B-CASカードが付属する。

リアの端子類付属のリモコン

(2010年 1月 7日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]