シンタックス、RME「Babyface」などにDAWソフト同梱版

-数量限定。「Fireface」はUSBダイレクト録音に対応


 シンタックスジャパンは、独RME製のオーディオインターフェイスに、2種類のPCソフトを追加した数量限定版を6月25日に発売する。

 Babyfaceにソフト2本を同梱する「Babyface PC Audio SoftPack」と、Fireface UFXに同ソフトが付属する「Fireface UC PC Audio SoftPack」の2モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はBabyface版が8万円前後、Fireface版が13万円前後。

Babyface PC Audio SoftPackFireface UC PC Audio SoftPack

 新たに加わるバンドルソフトの1つは、米BIASのマスタリングソフト「SoundSaver」。アナログレコードやカセットテープなどの音源に、ノイズ除去やメタ情報の定義などを行ない、デジタルオーディオファイルとして書き出す作業が6ステップで可能となっている。「音質はまぎれも無いスタジオ・クオリティ」としており、RMEのオーディオインターフェイスが持つ高精細なAD変換と組み合わせることで、精度の高いデジタルリマスタリングが可能だという。

 もう一つのソフトは、米PreSounsのDAWソフト「Studio One Artist」。SteinbergのCubaseの主要開発者でもあったヴォルフガング・クンドゥルス氏が手掛けた高音質オーディオエンジンを搭載。高品質なHDオーディオファイルの再生に最適化したという。

 両ソフトともに日本語のGUIとヘルプを搭載。日本語OS環境で利用可能としている。

SoundSaverStudio One Artist


■ Fireface UCがUSB録音対応にアップデート

Babyface PC Audio SoftPack

 RMEのフラッグシップモデルである「Fireface UFX」のファームアップデートも発表。公開された新ファームを適用することで、USB端子からのダイレクトレコーディングに対応。パソコンを介さずに、接続したUSB HDDなどへWAV形式で最大60ch分(入出力合計)を同時に録音できる。



(2011年 6月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]