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銀座ソニービルで、Cell使用の“観客参加型3Dライブ”

−元気ロケッツ出演。サイリウムの光から3D映像生成


29日に行なわれたライブの様子

 ソニーは、東京・銀座のソニービルにおいて、「元気ロケッツ」による国内初の観客参加型「インタラクティブ 3D エフェクトライブ」を6月30日〜7月3日に開催。これに先駆けて、29日に招待客とマスコミを招いたライブを行なった。

 会場はソニービル8Fのコミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)。ライブは6月30日(木)〜7月3日(日)の19:00〜と20:00〜の1日2回開催され、入場は無料。ただし、定員(100〜120名)に達すると入場できない場合がある。

 なお、同イベント期間中の11:00〜16:00は、元気ロケッツの最新3DミュージックビデオをOPUSの200型スクリーンと5.1chサラウンドで上映。こちらも入場無料となっている。



会場の銀座ソニービル
8階のOPUSが、ライブ会場のようなスペースに

 「インタラクティブ 3D エフェクトライブ」は、ソニーの画像解析・リアルタイムCG生成や3D技術などを活かした観客参加型のライブ。観客が手にしたサイリウム(ケミカルライト)の色や動きを認識し、「元気ロケッツ」の3D映像に、キラキラした光の断片や元気ロケッツのロゴなどのエフェクトをリアルタイムで3D立体映像として生成、OPUSの200型スクリーンに表示する。客席の盛り上がりに合わせて、光の速度や動きが変化するという。

会場で、3Dメガネとサイリウムが手渡された

 「元気ロケッツ」は、音と映像の融合を実現したハイブリッド・プロジェクト。ゲームクリエイターの水口哲也氏と、様々なアーティストを手掛ける音楽プロデューサーであり、クリエイター集団アゲハスプリングス代表の玉井健二氏がプロデュース。2010年5月には、世界初の3DフルCGミュージックビデオを発表している。

 29日のライブには、72名の招待客が参加。会場では3Dメガネとサイリウムが手渡された。元気ロケッツの登場で会場が盛り上がると、前方に「EFFECT ON!」と表示。これに合わせて観客がサイリウムを振ると、あらかじめ用意された元気ロケッツの3D映像に、会場で合成された3DのCGをリアルタイムで合成。会場は幻想的な光に包まれた不思議な空間となった。なお、29日の公演は同日にUstreamでもライブ配信された。この映像は、後日オンデマンドでの配信も予定している。


宇宙服姿のDJなど、元気ロケッツのメンバーが登場。歌とダンスで盛り上がった
前方のEFFECT ON! の文字とともに、一斉にサイリウムが振られると、前方のスクリーンにはカラフルな光のエフェクトが生成された

 エフェクトは7種類がベースとなっており、それに様々な色を組み合わせることで豊富なパターンを作ることが可能。観客が持つサイリウムの光を会場のカメラで撮影、その映像の動いている箇所に応じて処理を行ない、そこにVJが好きな色を選んでリアルタイムで表示させることが可能。エフェクトの出る場所や動きなどは、観客のサイリウムの動きに合わせて変化するため、毎回変わった演出が楽しめる。映像処理には、「Cell Broadband Engine」(Cell)や、画像処理用LSI「RSX」が使用されている。

 今回の技術を応用することで、コンサートの模様を映画館などで同時生中継するイベントなどに活用し、ライブの様子を遠隔地で楽しむことも可能となる。海外のファンもリアルタイムで参加できることにより、イベント会場との一体感を高められるという。


(2011年 6月 30日)

[ AV Watch編集部 中林暁]