「Project BLUE 地球SOS」が11月にBD-BOX化
-伝説の画家・小松崎茂の原作をアニメ化
Project BLUE 地球SOS Blu-ray Box ※ジャケットとは異なります (C)2006小松崎茂・NAC/ProjectBLUE |
バンダイビジュアルは、アニメ「Project BLUE 地球SOS」を11月25日にBlu-ray Box化。タイトルは「Project BLUE 地球SOS Blu-ray Box」で、価格は24,990円。
「ProjectBLUE 地球SOS」は、伝説的なイラストレーター小松崎茂氏の「地球SOS」を原作としたオリジナルビデオアニメシリーズ。小松崎氏は戦後、多くの少年雑誌に多彩な作品を掲載。絵物語やSF、戦記物ブームを支えたほか、「地球防衛軍」など特撮映画のメカニック・デザインも担当。透明なチューブが都市をつなぐ「未来の世界」のイラストなどで少年達に夢を与え、プラモデルのパッケージイラストでも活躍した人物。
アニメは昭和23年に「冒険活劇文庫」で連載された作品をベースとしており、OVAとして2006年に発売されたほか、2006年7月~12月にAT-X、2007年1月~3月にU局、2008年1月~3月にNHK-BS2にてテレビ放送もされた。全6話構成で本編は270分。BD-BOXには約50分の映像特典も収録する。
ディスクは片面2層の3枚組。特典としてスタッフやキャストのインタビューやCM集を収録。さらに、BD-BOX用に収録された新規オーディオコメンタリも収めている。また、ブックレットも同梱する。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 |
Project BLUE 地球SOS Blu-ray Box | 片面2層×3枚 本編270分 特典約50分 MPEG-4 AVC 16:9 1080p (一部1080i) | (1)日本語 (ドルビーTrueHD 5.1ch) (2)日本語 (リニアPCMステレオ) | BCXA-0380 | 24,990円 |
物語の舞台は、夢のエネルギー「G反応機関」が実用化され、人々の生活を支えている西暦2000年。G反応機関を利用し、首都メトロポリタンとニューヨークを時速500km、わずか1時間半で結ぶ夢の弾丸列車「イナズマ号」も開通を目前に控えていた。
G反応機関で財を成したキムラ財閥の御曹司で、英国王立大学を主席で卒業した若干14歳の天才少年ビリー・キムラは、世界的科学者ブレスト博士の娘ロッタとともにイナヅマ号の開通式に出席していた。しかし、同じく14歳でMITを主席で卒業した天才少年ペニー・カーターが現れ、G反応機関の危険性を指摘する。
その最中、イナヅマ号は虹色の光に包まれ、消滅してしまう。ペニーによれば、G反応機関を搭載した新型飛行機や潜水艦などが各地で消滅する事件が多発しているという。かくして2人の天才少年は謎の解明に乗り出す。その結果、5年前にG反応エンジンを搭載した軍の実験機が謎の円盤と遭遇し、消息を絶っていることが明らかになる。「地球は“奴ら”に侵略されようとしている」と語る軍のクレイトン大尉。そして、2人の前に現れた謎の少女は「千年期の終わり……インファーベルの支配が始まる」という謎のメッセージを残す。
監督は「WOLF'S RAIN」や「青の祓魔師」の岡村天斎。声の出演は渡辺明乃、斎賀みつき、広橋涼、うえだゆうじほか。
(2011年 7月 19日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]