ハーマン、AirPlay対応/実売3万円のJBL iPodスピーカー

-「JBL ONBEAT AIR」。iPadも装着可能


JBL ONBEAT AIRにiPhone 4を装着

 ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのAirPlay対応iPhone/iPod/iPad用ドックスピーカー「JBL ONBEAT AIR」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。Apple Storeでは9月19日より先行販売する。

 特徴は、Appleの無線映像/音声伝送技術「AirPlay」に対応していること。IEEE 802.11b/gの無線LANを搭載し、iPad、iPhone、iPod touchや、PCのiTunesで管理している楽曲やビデオの音声を、無線LAN経由でONBEAT AIRに伝送して再生できる。オーディオデータはApple Lossless形式でストリーミング伝送するため、高音質で再生できるという。

 なお、8月に発売した「JBL ON AIR WIRELESS」(Apple Store価格39,800円)とは異なり、本体にディスプレイやFMチューナを搭載しないベーシックモデルと位置付けられている。ネットワーク設定はPCまたはMac、iOS端末のインターネットブラウザで行なう。


JBL ONBEAT AIR本体

 DockコネクタにはiPhone/iPodだけでなくiPadも装着可能となっており、グリップホルダーはiPhone/iPod用と、iPad用を各1個付属する。iPhoneなどを90度回転させて横画面にすることも可能。Dock接続可能な機種はiPhone 3G/3GS/4と、第2世代以降のiPod nano、iPod classic、第5世代iPod。ステレオミニ入力も備え、iPod以外のプレーヤーも接続できる。

 スピーカーユニットは45mm径のフルレンジ「Phoenix SE ネオジウムドライバー」を2個搭載。コーンはアルミ製。出力6.5W×2chのデジタルアンプを内蔵する。再生周波数帯域は70Hz~20kHz。

 コンポジット映像出力(RCA)を備え、iPod/iPhone/iPadから別売ケーブル経由でテレビなどへビデオ出力することも可能。USB端子も搭載し、iPhone/iPod/iPadとパソコンのデータ同期も行なえる。電源はACアダプタを使用。外形寸法は幅275×奥行146×高さ150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は900g。リモコンが付属する。

 なお、iPod touch/iPhone/iPad用アプリ「JBL OnBeat」もAppStoreで無料配布。音楽プレーヤーのスキンなどを搭載し、JBL ONBEAT AIRでの音楽再生をさらに楽しめるという。


iPhone 4を横画面にすることも可能iPad装着時背面


(2011年 9月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]