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クリプトン、PCオーディオ向けUSBケーブル上位モデル

−セパレータ付きデュアル構造。50cmで39,900円から


1mモデル「UC-HR1.0」のパッケージ

 クリプトンは、ハイビット・ハイサンプリングデータを再生するオーディオ環境での利用を想定した、新しいアクセサリ「クリプトンHR(High Resolution)」シリーズの製品として、PCオーディオでの使用を想定したUSBケーブル「UC-HR」を10月中旬に発売する。

 価格は、50cmの「UC-HR0.5」が39,900円、2mの「UC-HR2.0」が52,500円。その他の長さと価格は下表の通り。


モデル名 長さ 価格
UC-HR2.0 2m 52,500円
UC-HR1.5 1.5m 48,300円
UC-HR1.0 1m 44,100円
UC-HR0.5 50cm 39,900円

 同社は今春から、直販限定の低価格なオーディオ用USBケーブル「UC-KS」を販売しているが、「UC-HR」はセパレータ付きのデュアル構造を採用した上位モデルと位置付けられる。

 最大の特徴は、電源線と信号線を分けたデュアル構造とし、その間に特殊形状のセパレータを入れる事で、0-5Vの電位差を持ちながら、電源線に乗ったデジタルノイズの悪影響から信号線を保護している事。これにより、ジッタ成分が少なく、電圧マージンもとれ、ノイズ耐性に優れたケーブルが実現したという。

 さらに、電源線に6NのOFC(高純度無酸素銅)を、信号線にPCOCC-H(単結晶高純度無酸素銅)を使用。個別にPCOCC-Aで編組みシールドを施すことで、外部ノイズが入らないように工夫している。信号線・電源線の絶縁体はPFA。

 なお、開発にあたっては、「UC-KS」と同様にアイパターン測定と試聴を繰り返したという。この測定は、USBケーブルがUSB規格を満たしているかを評価する時に実施するもので、信号波形の遷移を幾つもサンプリングし、その波形を重ねあわせて表示し、その太さなどを確認するもの。縦軸が電圧マージン、横が時間軸で表される。


内部構造。左が一般的なUSBケーブル、右が電源線と信号線を分けたデュアル構造。間にセパレータを入れている。下部にあるのがアイパターンの比較 USBコネクタ部分

 特性の悪いケーブルにランダムノイズを入力すると、USBコネクタやワイヤー構成のインピーダンスのミスマッチなどで反射が起こり、戻ってくる繰り返し信号に“ズレ”が生じ、これがジッタ成分となる。アイパターン測定結果における、信号の線が太くなっている部分がこの現象を示したもので、信号がうねったり、中央に寄っていったり(低い電圧マージン)する。

 これらのマイナス要素が大きくなると、アイパターンが太くなっていくため、これを見れば、“正確なデジタル伝送ができるかどうか”を判断でき、“よりクリアな波形になってるか”でケーブルの品質の良さを比べられる。同社のケーブルは、クリアなアイパターンを実現しているという。


(2011年 9月 27日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]