山本音響工芸、電池駆動対応スピーカー「Sound Box Y-1」

アクティブスピーカー「Sound Box Y-1」

　山本音響工芸は、乾電池駆動も可能なアクティブスピーカー「Sound Box Y-1」を11月に発売する。価格は71,400円。

　ステレオミニ入力を備えたアクティブスピーカー。ACアダプタに加え、単三電池3本でも駆動可能。高効率なデジタルアンプを採用する事で、単三電池でも長時間の駆動が可能という。

　最大出力は約2W×2chで、アルカリ電池(1,800mAh)を使い、50mW×2chで出力した場合は約30時間、2W×2chでは約1.4時間の使用が可能。ボリュームコントロールは備えておらず、接続機器側で調整する。「(ボリュームを)廃したことでサウンドクオリティーを最大限に向上させた」という。

　ユニットは特別に設計された8cm径のフルレンジ。振動板はメタルプレーティングコーンで、大型の磁気回路を採用。迫力のあるサウンドが得られるという。また、電池駆動でも大きな音を得るため、出力音圧レベルを高めている。

　筐体には日本産の樺合板(桜合板)を採用。前後面はアール状に成型して仕上げており、音波の拡散がスムーズになる事で、豊かな広がりが得られるという。また、比重や剛性が高いカバ合板を使う事により、響きの良さも実現したとしている。エンクロージャーはバスレフ。

　アンプ部やレギュレーター部は極小の基板にまとめ、スピーカー端子に直接接続することで、スピーカーケーブルによる音質劣化を防いでいる。入力はステレオミニで、ステレオミニの入力ケーブルに加え、ステレオミニとRCAの変換ケーブルも付属する。外形寸法は440×204×142mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.85kg。