JVAら、リッピングソフト収録誌発行の出版社に提供中止を要求


 日本映像ソフト協会(JVA)と、日本映画製作者連盟、日本動画協会の3団体は、DVDビデオなどの技術的制限手段を無効化する「リッピングソフト」を収録したCD-ROMを添付した雑誌/ムック本を発行発売している出版社4社に対し、提供中止を求める通知を送付した。

 同通知においては、プログラムの提供行為を直ちにやめることと、今後そのような行為を二度と繰り返さないことを誓約するよう求めている。

 今回の措置は、'11年12月1日に改正不正競争防止法が施行され、リッピングソフトを収録したCD-ROM等を添付した雑誌や書籍の販売などした場合には、刑事罰が科されることになったことを受けてのもの。

 また、JVAら権利者6団体は、9月28日に出版、流通関連団体や消費者団体へ、改正不正競争防止法施行への周知協力依頼を行なっている。しかし、施行後の現在においても、リッピングソフトの提供行為が一部の出版社により繰り返されていることから、今回の通知を行なったとする。


(2011年 12月 20日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]