薄型テレビの11月出荷台数は前年比25.5%。JEITA発表
-ステレオ/スピーカーも大幅減少。ラジオは堅調
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2011年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比37.1%の1,882億円で、4カ月連続のマイナスだった。
映像機器の11月国内出荷金額は、前年比29.6%の1,298億円で4カ月連続マイナス、音声関連機器は同64.0%の107億円と11カ月連続のマイナス。カーAVC機器も同93.0%の477億円で2カ月ぶりのマイナスとなった。
11月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比25.5%の100万9,000台。このうち3D対応は9万2,000台、インターネット動画対応は64万4,000台(同25.3%)だった。サイズ別では、29型以下が同28.7%の34万6,000台、30~36型が同25.9%の39万台、37型以上が同21.9%の27万3,000台で、構成比は順に34.3%、38.7%、27.0%だった。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比99.7%の76万9,000台。内訳は、BDレコーダが同100.4%の73万4,000台、BDプレーヤーが同87.2%の3万5,000台。3D対応は64万台で、BDレコーダ/プレーヤーの83.2%を占める。DVDビデオは同52.3%の12万1,000台。内訳は、DVD録再機が3万3,000台(同30.4%)、DVD再生機が8万8,000台(同71.6%)。
ビデオカメラは前年同月比86.4%の10万7,000台で、4カ月ぶりのマイナスに転じた。ステレオセットは同77.7%の4万6,000台と2カ月連続の二桁マイナス、スピーカーシステムも同38.6%の3万4,000台で大きく前年割れし、5カ月連続マイナス。カーナビは前年同月比111.6%の44万3,000台で2カ月連続のプラス。ラジオ受信機は16万9,000台(同141.2%)で、9カ月連続のプラスで堅調に推移している。
(2011年 12月 21日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]