10月の薄型テレビ出荷は前年比26.3%に落ち込む

-電子機器出荷は前年の半分以下に。JEITA発表


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2011年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比43.2%の1,678億円と前年の半分以下となった。

 映像機器の10月国内出荷金額は、前年同月比29.2%の930億円で3カ月連続のマイナス。エコポイント効果で薄型テレビを中心に大幅に出荷金額を伸ばした昨年の3割弱に留まった。音声関連機器は同73.7%の151億円で10カ月連続のマイナス。カーAVC機器は同120.4%の597億円で、13カ月ぶりのプラス。

 10月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月26.3%の74万6,000台。このうち3D対応は6万1,000台、インターネット動画対応は40万台(同20.6%)だった。サイズ別では、29型以下が同38.1%の32万8,000台、30~36型が同27.7%の27万7,000台、37型以上が同14.5%の14万1,000台。構成比は順に44%、37.1%、18.9%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比87.5%の42万1,000台。内訳は、BDレコーダが同85.1%の39万5,000台、BDプレーヤーが同149.9%の2万6,000台。3D対応は36万6,000台で、BDレコーダ/プレーヤーの86.8%を占める。DVDビデオは同58.9%の12万台。内訳は、DVD録再機が3万6,000台(同39.2%)、DVD再生機が8万4,000台(同75.3%)。

 ビデオカメラは前年同月比136.7%の15万5,000台で、3カ月ぶりのプラス。ステレオセットは同89.9%の5万2,000台。スピーカーシステムは同55.5%の2万9,000台。カーナビは前年同月比127.6%の49万2,000台で、2カ月ぶりのプラス。ラジオ受信機は17万3,000台(同136.7%)となり、8カ月連続のプラスで推移している。

 2011年10月2011年累計
 実績(千台)前年同月比(%)実績(千台)前年同月比(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)74626.317,22099.2
 29型以下32838.16,579116.9
 30~36型27727.76,713112.5
 37型以上14114.53,92968.2
  (内)3D61-1,014-
  (内)インターネット動画対応40020.610,18597.4
DVD-ビデオ12058.91,61380.9
録再機3639.271277.4
再生機8475.390184
BDレコーダ/プレーヤー42187.55,249151
レコーダ39585.14,947151
プレーヤー26149.9302150.4
 (内)3D対応366-3,518-
ビデオ一体型カメラ155136.71,482103.2
BS/CSアンテナ5332.81,145101.5
ラジオ受信機173136.71,905153.1
CDプレーヤ64108.1659106.5
ICレコーダ121112.51,038107.1
ステレオセット5289.951191.3
アンプ14116.113394.9
スピーカシステム2955.538890.3
カーナビゲーションシステム492127.63,96988.3
 CD/DVD‐ROMタイプ3090.322569.7
 HDDタイプ157107.31,32164.4
 フラッシュメモリその他305148.12,423114.2
  (内)PND8198.878489.7
カーカラーテレビ10817160397.1
カーDVD2395.217874.3
カーステレオ本体341.25850.5
カーCDプレーヤ384117.82,95084.5
ETC車載ユニット282982,582100.8

(2011年 11月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]