「Google TV」をLGとSamsungも製品化へ。CESに出展
-ソニーは'12年内に米国以外へも対応テレビ投入
Googleは5日(米国時間)、テレビ向けに展開している「Google TV」に、LGやSamsungなど複数のメーカーが対応テレビを投入する予定であることを明らかにした。
2012年1月10日~13日(米国時間)にラスベガスで開催される「2012 International CES」において、各社がGoogle TV関連の製品を発表する。
LGは、テレビの新シリーズとして、同社の「L9」チップセット上でGoogle TVの機能が動作する製品をCESで発表する。また、Samsungは、2012年の対応テレビ投入に向けて、Googleと連携を進めているという。
米国で既にGoogle TVを販売しているソニーも、新たな対応製品を発表する予定。米国以外の複数の国でも2012年に投入を計画しているという。
そのほかにも、米国で低価格のテレビメーカーとして知られ、2011年にGoogleとパートナーシップを結んでいるVizioが、CESでGoogle TV対応製品をプライベート展示する予定。
新たにパートナーとなったチップセットメーカーのMarvellは、SoC(System on a Chip)の「ARMADA 1500 HD」を用いた次世代Google TVソリューションを出展予定。同社のQdeo映像処理技術などを用いた高画質/高音質のテレビと、Webコンテンツの親和性を高めるという。Googleは、対応製品の拡大によって、より手ごろなテレビの登場が期待できるとしている。また、台湾のチップセットメーカーMediaTekもGoogleのパートナーとなり、対応製品の開発を進めていく。
Google TVは、テレビとインターネットサービスをシームレスに連携できるGoogleのテレビ向けプラットフォーム。Android Marketで提供されているアプリやゲームなどが使用可能で、対応アプリの数は現在150を超えている。
(2012年 1月 6日)
[AV Watch編集部 中林暁]