ソニー、24型液晶一体型PCに2機種追加。Wチューナ搭載

-3D表示や3D編集ソフト付きも。21.5型も1機種追加


VPCL249FJ/B

 ソニーは、1月に発表した液晶一体型PCに、追加モデルをラインナップ。3月3日に発売する。24型液晶を採用したLシリーズに2機種、21.5型液晶搭載のJシリーズに1機種を追加する。




■24型液晶搭載のLシリーズ

VPCL248FJ/WI

 24型、1,920×1,080ドットのLEDバックライト液晶を採用した一体型PCで、下位モデルの「VPCL247FJ」が発売中。新たに、3D表示に対応した上位モデル「VPCL249FJ/B」(オープンプライス/店頭予想価格25万円前後)と、3Dには対応しない中級モデル「VPCL248FJ/WI」(同22万円前後)が追加される。ディスプレイにはHDMI端子も装備。

 3D表示機能はフレームシーケンシャルタイプで、付属の3Dメガネを使い、立体視が可能。2Dコンテンツの3Dリアルタイム変換表示機能も備えている。テレビ放送も3D変換表示が可能。ソフトの「Giga Pocket Digital」で視聴中、3Dボタンを押すだけで変換表示される。また、3D映像の編集やディスク作成などが可能な「Vegas Movie Studio HD Platinum 11」も付属する。

 Vegas Movie Studioも含む、ソニークリエイティブソフトウェア製マルチメディアスイート「Imagination Studio Suite」をプリインストール。ビデオ作成の「Vegas Movie Studio HD Platinum」、オーディオ編集「Sound Forge Audio Studio 10」など4本のソフトを収録する。Adobe「Premiere Elements 10」、「Photoshop Elements 10」、「Lightroom 3」も搭載する。

 また、ソニーの新クラウドサービスとして春から展開予定の、PlayMemoriesに対応した管理・編集ソフト「PlayMemories Home for VAIO」も用意。写真や動画の閲覧、編集ができるほか、PlayMemoriesへのアップロードなども手軽に行なえる。

 テレビ機能として、地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2基搭載(Giga Pocket Digital用)。さらに「スグつくTV」用として、地上デジタルチューナをもう1基搭載。PCの電源がOFFの場合でも、ボタンひとつですぐに地デジが視聴できる。

 また、「TVアプリ」ボタンを押すと、Windows OSとテレビ視聴・録画ソフト「Giga Pocket Digital」が起動。見ていた番組を中断させずにそのまま引き続き「Giga Pocket Digital」でテレビを視聴できる。裏番組の録画や、2番組の録画も可能。長時間モードで2番組の同時録画にも対応する。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。




■21.5型液晶搭載のJシリーズ

VPCJ236FJ/B

 Lシリーズと同じ、液晶一体型PC。ディスプレイのサイズが21.5型。上位モデル「VPCJ238FJ」が発売中だが、下位モデルの「VPCJ236FJ/W・B」が新たに発売される。価格はオープンで、店頭予想価格は12万円前後。

 ディスプレイの解像度は1,920×1,080ドットで、LEDバックライトを採用。3D表示には対応しない。

 「VPCJ236FJ」のCPUはPentium B960 (2.20GHz)。メモリは4GB。HDD容量は約1.5TB。光学ドライブはDVDスーパーマルチ。

 テレビ系機能として、地上デジタルチューナのみ1基搭載。長時間録画機能もサポートする。「スグつくTV」には非対応。

 「PlayMemories Home for VAIO」をプリインストールしている。


(2012年 2月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]