ソニー、「PlayMemories Online」ユーザー領域は5GB

-クラウドサービス新情報。PS3用編集ソフトに体験版


PlayMemories Onlineの概念図

 ソニーは8日、PCやスマートフォン、タブレット、液晶テレビ、PlayStation 3などで活用できる新しいクラウドサービス「PlayMemories Online」の新情報を公開。ユーザーが無料で利用できるオンラインストレージ領域が5GBである事と、PS3用の有料動画編集・鑑賞ソフト「PlayMemories Studio」が、30日間無償試用できる事を発表した。

 このサービスは、クラウドサービスの「PlayMemories Online」と、それに対応したソフトの「PlayMemories Home」、「PlayMemories Studio」、「PlayMemories Mobile」で構成されている。PlayMemories Onlineサービス自体は2012年春のサービス開始予定だが、開始日は未定。


「PlayMemories Online」と3つのソフトで構成される

 2012年1月以降に発売されるソニー製ビデオカメラ、デジタルカメラに付属するPC用ソフト「PlayMemories Home」は、撮影した画像や動画の管理や編集が可能なもので、ソフトから簡単な操作で「PlayMemories Online」のユーザー領域にアップロードする事もできる。このクラウド領域が、無料で5GBまで利用できる。PlayMemories Onlineだけでなく、FacebookやYouTubeへのアップロードも可能。

 「PlayMemories Online」アップロードされたコンテンツは、PCやスマートフォン/タブレットなどから閲覧可能。クラウド側で形式や解像度などを変換することで、アクセスしてきた端末に合わせた表示ができる。詳細は既報の通り。

「PlayMemories Home」

 PS3用ソフトの「PlayMemories Studio」は、2012年春に提供予定の有料ソフトだが、価格は未定。30日間の無償試用ができる。USB接続したカメラ内や、外付けHDDの動画・静止画を管理でき、撮影日時別のコンテンツ表示や、撮影場所の地図などを交えた表示ができるほか、PS3のパワーや操作性を活かした手軽な動画編集も可能になっている。

PS3用ソフトの「PlayMemories Studio」

 「PlayMemories Mobile」は、1月からAndroidマーケット、iOS用のApp Storeで提供されている無料アプリ。スマートフォンやタブレットにインストールし、無線LAN対応のサイバーショット「DSC-TX300V」と連携でき、スマートフォン/タブレットからカメラ内の撮影画像をブラウズしたり、転送でき、スマートフォン/タブレットからSNSなどに画像を投稿する事もできる。

 なお、2月9日~12日まで、パシフィコ横浜で開催されるカメライベント「CP+」のソニーブースでは、PlayMemoriesの紹介コーナーも用意。セミナーも開催される。

「PlayMemories Mobile」のアイコンと、デジカメの中を閲覧している場面無線LAN対応のサイバーショット「DSC-TX300V」と連携可能

(2012年 2月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]