新BSチャンネルの電波が、ソフトバンクの回線に悪影響
-個人宅の配線不具合で「ULTRA SPEED」の速度低下
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ソフトバンクモバイルは22日、3月から追加されるBSデジタルテレビ放送の試験電波が、個人宅のBS受信機の配線不良などで漏れ出し、同社のモバイルデータ通信「ULTRA SPEED」などに悪影響を及ぼしていると発表した。
3月から、BSデジタルの21/23チャンネルが追加される予定で、そのための試験電波が2月20日より発射されている。ソフトバンクモバイルによれば、個人宅などに設置されているBS放送受信機器の配線接続の不良などで漏れ出た電波により干渉が発生し、ULTRA SPEED(HSPA+)などの接続率低下や通信スピード劣化につながっているという。
同社は関係各所に対して適切なBS放送受信機器配線接続の徹底を求めているほか、BS放送用電波による影響の対策などについて申し入れを行なっている。さらに、総務省と協力して原因となる個人宅などに対し個別に調整していくという。
なお、BS放送波が携帯電話の通信に与える干渉の問題については、総務省が2008年に発表。関係者に注意を促している。
(2012年 2月 22日)
[AV Watch編集部 中林暁]