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「となりのトトロ」と「火垂るの墓」が7月BD化

−各7,140円。2作品の“2本立てセット”も


「となりのトトロ」BD版
※ジャケットは変更になる可能性があります

 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、スタジオジブリの「となりのトトロ」と「火垂るの墓」2作品を7月18日にBlu-ray化する。価格は7,140円。また、「『となりのトトロ』&『火垂るの墓』2本立てブルーレイ特別セット」も14,280円で同日に発売する。

 「となりのトトロ」と「火垂るの墓」は、'88年4月16日に2本立てで劇場公開された作品。「火垂るの墓」は昭和20年、「となりのトトロ」は昭和30年代初めの、いずれも日本を舞台にしている。


タイトル 仕様 音声 品番 価格
となりのトトロ ブルーレイディスク 片面2層
約86分
MPEG-4 AVC
1080
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
ドイツ語字幕ほか
(1)日本語
 (DTS-HD MasterAudio 2.0ch)
(2)英語
 (ドルビーデジタルステレオ)
(3)広東語
 (ドルビーデジタルステレオ)
(4以降)フランス語/ドイツ語/
 イタリア語/韓国語/北京語
 (ドルビーデジタル2.0chサラウンド)
VWBS1355 7,140円
火垂るの墓 ブルーレイディスク 片面2層
約88分
MPEG-4 AVC
1080
日本語字幕
英語字幕
(1)日本語
 (DTS-HD MasterAudio 2.0ch)
VWBS1356 7,140円
『となりのトトロ』&『火垂るの墓』
 2本立てブルーレイ特別セット
VWBS1377 14,280円
「火垂るの墓」BD版
※ジャケットは変更になる可能性があります

 「トトロ」は本編ディスクのみで、特典映像として、絵コンテ(本編映像とのPinP/子画面表示)、アフレコ台本、ノンテロップのオープニング・エンディング映像、予告編集を収録する。

 「火垂るの墓」も1枚組で、映像特典として 絵コンテ(本編映像とのPinP/子画面表示)、絵コンテビデオ、アフレコ台本、高畑監督へのインタビュー、批評家ロジャー・イーバート氏へのインタビュー、予告編集、静止画集を収録。

 さらに、音声特典として、インタビュー、高畑監督/美術監督・山本二三氏/レイアウト・作画監督補佐 百瀬義行氏による解説、色彩設計・保田道世氏/音響監督・浦上靖夫氏/音楽・間宮芳生氏による解説、録音ドキュメントも収録。また、封入特典として、DVDに封入されたものと同じ、野坂昭如のエッセイとプロダクション・ノートも付属する。

 2作品のセットに収録するものは、各作品の通常版と同じ。さらにセットのみの特典として、「企画書を兼ねた関係者用パンフレット復刻版」(A4サイズ)も同梱する。

 なお、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」BD化にあたり、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーから、「西洋かぶれ」と題した文章が寄せられている。以下に全文を掲載する。

西洋かぶれ
スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー
 その昔、“西洋かぶれ”という言葉が流行ったことがある。元々は、日本より西洋を良しとして振る舞う人を指す蔑称で、たとえば、夏目漱石の「坊っちゃん」に登場する赤シャツがその典型例だが、戦後になって、多少、意味が変わる。

 アメリカに戦争で負けた日本という国を好きになれず、かといって、アメリカに尻尾を振るわけにもいかない。そうだ、もうひとつの西洋、ヨーロッパがあるじゃないか。アメリカと違って、ヨーロッパには、古い伝統と歴史がある。

 新しい“西洋かぶれ”の誕生だった。それは、ヨーロッパにあこがれ、ヨーロッパの文物に親しむ人々のことを指した。

 高畑勲と宮崎駿のふたりも、その例外ではなかった。

 ふたりとも、そういう時代の申し子だった。

 ふたりは、ヨーロッパを舞台に「アルプスの少女ハイジ」と「母をたずねて三千里」を作るが、そういう作品を作ることに何の抵抗も痛痒も無かった。それどころか、それは喜びだった。そういう時代だった。

 しかし、時の経過は、ふたりに大きな変化をもたらす。日本を舞台に日本人が主人公の作品を作りたい。いつしか、そう願うようになる。

 当時の宮崎駿の発言に、こんな言葉が残っている。

 「日本に借金がある。それを返したい」

 こうして、企画されたのが、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の2本立て興行だった。いまでこそ、日本が舞台の作品は珍しくないが、当時の日本のアニメーション界では、かなり画期的な野心作だった。企画から数えると、四半世紀、25年前の出来事である。

 最近の話だが、ある人が、こんなことを語ったのが印象的だった。

 日本は戦争に負けてよかった。

 もし、勝っていたら、本当に嫌な国になっていた気がする──。

Amazonで購入

となりのトトロ
ブルーレイディスク

火垂るの墓
ブルーレイディスク
『となりのトトロ』&『火垂るの墓』
2本立てブルーレイ特別セット

(2012年 4月 20日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]