ドコモ、NOTTV対応のスマホ4機種/タブレット1機種

MEDIAS X N-07DのWhiteモデル

　NTTドコモは16日、携帯端末向けのマルチメディア放送「モバキャス」のNOTTVに対応したスマートフォン/タブレット5機種を発表した。スマートフォンは「MEDIAS X N-07D」、「AQUOS PHONE sv SH-10D」、「REGZA Phone T-02D」、「Optimus Vu L-06D」。タブレットは「ELUGA Live P-08D」。6月より順次発売する。

　なお、これとは別に、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボした限定15,000台の「L-06D JOJO」というモデルもNOTTVに対応している。このモデルの情報は、コラボモデルをまとめた記事で紹介する。

■MEDIAS X N-07D

MEDIAS X N-07DのPink、Brownモデル

　6月～7月発売予定。高速通信のXi(クロッシィ/LTE)に対応したモデルで、ディスプレイは4.3型/720×1,280ドットのTFT液晶。内蔵メモリは8GBで、microSDカードスロットも装備。無線LANにも対応し、最大10台までのテザリングにも対応。防水防塵仕様でおサイフケータイにも対応する。カラーはWhite、Pink、Brown。

　OSはAndroid 4.0。CPUはMSM8960 デュアルコア 1.5GHzで、「ストレスを感じることなく、NOTTVや情報量が多いWEB/動画もさくさくと快適に閲覧できる」という。モバキャスの視聴時間は約150分。

　AV機能としてワンセグチューナを搭載。ワンセグを見ながらTwitterでつぶやける「ついっぷるテレビ」を搭載。動画や写真、音楽を、PCやAV機器と連携して楽しめるという「MEDIAS LINK」も備え、DLNAに対応。DTCP-IPにも対応している。

　操作面では、タップや拡大/縮小などの操作と連動して振動する「フィーリングタッチ」を搭載しているのが特徴。内蔵バッテリは1,800mAhで、急速充電に対応。約30分で50%まで充電できる。設定した電池残量になると自動的に節電してくれる「お好みecoモード」や「しっかりecoモード」なども利用可能。

　バッテリの連続待受時間は、3Gで約530時間、LTEで約350時間、GSMで約400時間。連続通話は3Gで約370分、GSMで約450分。外形寸法は約130×67×7.8mm(縦×横×厚さ)。重量は約123g。

■AQUOS PHONE sv SH-10D

　8月発売予定。ディスプレイは4.5型/720×1,280ドットのCGシリコン液晶。メモリは8GBで、microSDカードスロットも装備する。モバキャスの連続視聴時間は未定。無線LANも搭載し、最大5台までのテザリングも可能。防水防滴仕様となり、おサイフケータイにも対応。カラーはORANGE、WHITE、BLACK。

ORANGEモデル	WHITE、BLACKモデル

　CPUはMSM 8960 デュアルコア 1.5GHz。シャープ独自のタッチ操作チューニング「ダイレクトトラッキング技術」を使い、「画面が指に吸い付くような操作感と流れるような動きを実現した」という。OSはAndroid 4.0。

　AV機能としてワンセグに対応。NOTTVとワンセグどちらにも対応したアンテナを備えた卓上ホルダ「Viewer Dock」(仮称)を同梱。充電を開始する事で、新着動画やおすすめ動画を知らせてくれる「DOck to play」(仮称)機能も備えている。高画質エンジンの「SV エンジン3」を搭載するほか、音声面では、Dolby Mobile v3」に対応する。

　さらに、SH-10Dの画面を、対応するテレビに無線出力できる「Wi-Fiディスプレイ」に対応。DLNA/DTCP-IPにも対応し、対応レコーダで録画した番組をSH-10Dから視聴できる。HDMI出力(MHLを変換)にも対応する。

　また、FMトランスミッタも搭載。車内で活用できるという。デジカメは外向きに1,240万画素の裏面照射型CMOS、内向きに32万画素CMOSを搭載。

　バッテリ容量は1,900mAh。連続待受時間、連続通話時間は全て未定。外形寸法は約126×64×9.9mm(縦×横×厚さ)。重量は約138g。

■REGZA Phone T-02D

　7～8月発売予定。富士通製のREGZA Phone。富士通東芝モバイルコミュニケーションズは、4月1日付で、富士通の完全子会社になっている。

　4.3型/540×960ドットの有機ELを搭載し、Xiにも対応した端末。メモリは8GBで、microSDカードスロットを装備。モバキャスの連続視聴時間は約180分。無線LANにも対応し、最大8台までのテザリングが可能。防水防滴で、おサイフケータイにも対応。カラーはPink、Black、Blue。

Pinkモデル	Black、Blueモデル

　有機ELディスプレイと、高画質化技術「モバイルレグザエンジン6.0」、ノイズ除去技術の「アクティブノイズリダクション」などを組み合わせ、動画・静止画の高画質表示が可能。

　AV機能として、ワンセグに対応するほか、DLNA/DTCP-IPにも対応。液晶テレビのREGZAや、BDレコーダのREGZAブルーレイと連携する「レグザリンク・シェア」にも対応し、録画番組をT-02Dから視聴できるほか、T-02Dから別売変換アダプタを使い、HDMI出力する事も可能。

　OSはAndroid 4.0。CPUはMSM 8960 デュアルコア 1.5GHz。デジカメは、外向きに1,310万画素の裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を、内向きに130万画素のものを搭載。フルHD動画の撮影ができ、画像処理エンジンは「Milbeaut Mobile」を採用している。

　富士通こだわりのタッチ操作感を実現するという「サクサクタッチパネル」を搭載。環境や利用者の聴力特性に合わせ、通話音声を聞きやすくする技術や、周囲の明るさや環境に合わせて表示を調整する「インテリカラー」なども備えている。

　バッテリ容量は1,800mAh。連続待受時間は、3Gで約480時間、LTEで約250時間、GSMで約390時間。連続通話は3Gで約350分、GSMで約350分。外形寸法は130×64×9.9mm(縦×横×厚さ)。重量は139g。

■Optimus Vu L-06D

Optimus Vu L-06D

　8月発売予定。5型/768×1,024ドット、4:3比率の大型IPS液晶ディスプレイを採用したモデルで、ドコモでは「文庫本サイズ」と表現している。メモリは32GB。外部メモリスロットは備えていない。モバキャスの連続視聴時間は未定。無線LANにも対応し、最大8台までのテザリングが可能。防水仕様で、おサイフケータイにも対応。カラーはBlack。

　ワンタッチペンを同梱しており、Webの画面や写真、地図など、様々なものに文字やイラストを書き込み可能。それをメールやFacebook、Twitterで共有したり、プリインストールアプリ「Notebook」へファイリングする事もできる。

　文字入力はテンキー・QWERTY入力に加え、手書き入力にも対応。アプリの「7notes」を搭載し、読めない地名なども手書きで検索可能。ペンの種類やインクの色、太さは設定できる。

　AV機能は、ワンセグに対応。DLNAにも対応するが、DTCP-IPには非対応。OSはAndroid 4.0。CPUはAPQ 8060 デュアルコア 1.5GHz。デジカメは、外向きに800万画素、内向きに130万画素のCMOSを搭載。

　バッテリ容量は2,000mAh。連続待受時間は、3Gで約300時間、LTEで約240時間、GSMで約240時間。連続通話は3Gで約340分、GSMで約340分。外形寸法は140×90×9.4mm(縦×横×厚さ)。重量は176g。

■ELUGA Live P-08D

ELUGA Live P-08D

　8月発売予定のパナソニック・ELUGAブランドのタブレット。3G通信機能も搭載。カラーはノーブルシャンパン。防水防塵仕様となっている。

　ディスプレイサイズは10.1型、1,280×800ドットのIPS液晶。VIERAで培ったという高画質技術「モバイルPEAKSエンジン」を搭載し、コントラストや彩度の補正、超解像処理などをかけ、NOTTVやYouTubeなどが高画質表示できるという。ステレオスピーカーも搭載する。

　BDレコーダのDIGAで録画した番組や、受信している放送中の番組を、お部屋ジャンプリンク機能を使い、ワイヤレス転送してタブレットから視聴可能。防水防塵仕様になっており、キッチンなどでも使用できる。ほかにも、伝言メモや絵本読み上げなど、家族向け機能を搭載しているのが特徴。

　OSはAndroid 4.0。メモリは16GBで、microSDカードスロットも装備。CPUはOMAP 4460 デュアルコア 1.2GHz。130万画素CMOSのカメラも備えている。

　バッテリは6,560mAh。3Gの連続待受時間は未定。通話機能は備えていない。無線LANを搭載し、最大5台までのテザリングも可能。外形寸法は181×262×11.7mm(縦×横×厚さ)。重量は約672g。