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Brise AudioがUSBアイソレーター試作。HiBy Digitalがゲームに使える据え置きDAC
2026年11月7日 17:08
フジヤエービック主催の「秋のヘッドフォン祭 2026」が7日、東京駅・八重洲北口直結のステーションコンファレンス東京5F、6Fで開幕した。入場者登録不要・入場無料。ここではミックスウェーブや、Denon / Bowers & Wilkins、Brise Audio、ブースなどを紹介する。
ミックスウェーブ
ミックスウェーブで注目は、HiBy Musicより10月末に発表されたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)「RS2 II」と世界500台限定の「RS2 II Gold Limited Edition」。11月下旬発売で、市場想定価格はRS2 IIが79,200円前後、RS2 II Gold Limited Editionが105,300円前後。
フルサイズのフラッグシップDAP「RS8 II」と同じ「Darwin III」アーキテクチャをコンパクトな筐体に凝縮したモデル。さらに精密にマッチングした抵抗によるR2Rネットワーク、新開発FPGA、高精度クロック、最大630mW出力の高性能アンプなどを盛り込んでいる。
最大2TBに対応したmicroSDカードスロットを2基備え、合計最大4TBのストレージに対応。2枚のカードに保存した音源をまとめて利用でき、大容量のハイレゾ音源も持ち運べる。
OSは、HiBy Musicが10年以上に渡って磨き上げてきたHiByOSのPureAudioバージョン「PureAudio HiByOS」を採用している。
通常モデルのGreenはRSシリーズ伝統のダークグリーンを纏ったモノコック構造のアルミニウム筐体で、見る角度によって光の表情が変わる千鳥格子柄のバックプレートを組み合わせ、落ち着いた佇まいと洗練されたデザインを実現したという。重さは156g。
世界限定500台(中国市場を除く)のGoldは、上質な真鍮製筐体を採用し、美しい外観と質感に加え、振動や高周波干渉(RFI)の抑制にも貢献。使い込むほどに手で触れる箇所を中心とした酸化による風合いの変化が生まれ「音楽と共に過ごした時間を刻んでいく。素材ならではの経年変化を楽しめる、コレクションとしても魅力的な限定モデル」とのこと。重さは240g。
またHiBy Digitalからは、ゲームやボイスチャットに使えるマイク入力対応の据え置き型DACアンプ「BD100」も登場した。2026年内発売予定で、想定価格は26,000円前後。
最大1,087mWの高出力に対応した据え置き型のDACアンプで、シーラスロジック製DAC「CS43198」を2基搭載。PCM 768kHz/32bitとDSD 512に対応する。
3.5mm/4.4mmのほかUSB、光デジタル、同軸デジタルなど豊富な入出力を備え、マイク入力にも対応。さらにQualcomm製「QCC5181」搭載でBluetooth 5.4に準拠。LDACやaptX Losslessといった高音質コーデックにも対応する。
シンガポールのKOTORI Audioからは、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー×6基とEST(静電型)ドライバー×2基を採用したハイブリッド型イヤフォン「Project 787」が登場した。年内発売予定で、価格は300,000円前後の見込み。
6BA+2EST構成により、滑らかで伸びやかな高域表現を実現。3Dプリントによる音響チャンバーとウェーブガイドも採用している。
筐体は航空宇宙分野に着想を得たミニマルなデザインで、チタン+ステンレス製で、堅牢性と音響特性を両立。付属ケーブルにはDITA Audioの「Awesome Plug V2」を採用し、3.5mバランスと4.4mmバランスを切り替えられる。
Brise audio
Brise Audioからは、創業10周年記念モデル「FUGAKU 10th Anniversary Edition」が展示された。“究極のポータブルオーディオシステム”こと「FUGAKU」の記念モデルで、直販価格は400万円。数量限定ではなく、初回ロット15台は11月出荷予定、2ndロット以降は2027年3月より順次出荷。
受注期間は12月31日23時59分まで。また既存のFUGAKUユーザー向けに有償のアップグレードサービスも用意している。価格は240万円。
同社は2015年の創業から10年の節目を記念する企画として、NISHIKIケーブルシリーズを開発。銀線と銅線を独自の比率で組み合わせ、金メッキとポリウレタンコーティングを施したNISHIKI線材に、10年の間に培った高音質化加工技術と各種新素材を掛け合わせることで、穏やかで余裕のある音調の中に、豊かな音色と階調表現を備えた描写力を持つという。
そのNISHIKIケーブルシリーズをFUGAKUに用いたのが、FUGAKU 10th Anniversary Edition(10th AE)。2024年に発売したFUGAKUをベースに変更を施したほか、10th AE専用のチューニングも実施。「FUGAKUが持つディテール表現とリアリティを土台に、音の海に包まれるような、心地よくイマーシブな音楽体験をお届けする」という。
またブースでは、そんなFUGAKUのイヤフォン部を独立させ、通常アンプでも駆動できるようにしたユニバーサルイヤフォン「IBUKI」も展示。
さらに新作ケーブルとして、エントリー向けの4.4mmバランスケーブル「MIKAGE MINI」も展示されている。
「MIKAGE」と「TAMAMURA」に続くBrise Worksのケーブル第3弾で、DAPとアンプの接続に使える4.4mm to 4.4mmのバランスミニミニケーブル。
Brise Audioブランドでも使用している素材・構造を元に、専用の4芯シールド線材を開発。プラグ内部にCNTシートを配置することで、Brise Audio独自の複数の素材を用いた高音質化加工のエッセンスを採り入れたとのこと。MIKAGEと同じく量産タイプのため、ショップなどですぐに購入できるようになる予定とのこと。
また試作品としてUSBアイソレーターの展示も行なわれている。2027年発売を予定。
14層PCBトランスにより、補助電源不要で使えるUSBアイソレーター。長低ノイズな電力絶縁を実現するという。入出力はUSB-Cで、上述のように補助電源がいらないため、ポータブルでの運用も想定しているとのこと。
SOUNDPEATS
SOUNDPEATSは、今回が国内の試聴イベント初出展。なかでも注目は10月に発売した完全ワイヤレスイヤフォンのフラッグシップモデル「Aura Nebula」。
10mm径ダイナミック型、6mm平面磁界型、2基のバランスドアーマチュア(BA)型、マイクロ平面磁界型と、異なるドライバー5基をまとめたハイブリッド構成を採用。それぞれに得意な音域を担わせることで、力強く深みのある低域から厚みのあるボーカル、繊細で緻密な高域を、高い表現力で描写するという。
再生帯域をローパス(低域)とバンドパス(中域から中高域)、ハイパス(高域)の3種に分けて捉え、それぞれの間にクロスオーバーを設ける「3ウェイ・クロスオーバーアーキテクチャ」を採用。ドライバーの特性を生かすべく、ローパスにダイナミック型、バンドパスに平面磁界型とBA型、ハイパスにBA型とマイクロ平面磁界型という計5基のドライバーを割り当て、違和感のないスムーズな再生を行なう。
5ドライバーの性能を引き出すため、ハードウェア・クロスオーバー、3ウェイ・エレクトロニック・クロスオーバー、DSPを組み合わせた独自の「デュアルリンク・チューニング」を採用。異なる方式によるクロスオーバーとデジタル処理を連携させ、200種類以上の周波数カーブ最適化と綿密な定性評価/主観評価を繰り返すことで、「あたかもシングルドライバーであるかのような一体感のあるサウンドを実現した」という。
シェルは、射出成形と同時に加飾フィルムを一体化させるインモールドラベリング技術を用いて製造することで、見る角度によって奥行きが変化する星雲(Nebula)のような意匠を実現。ユニット側面をS字形状にすることで風切り音を物理的に低減するなど、実用性にも配慮したデザインとした。
アクティブノイズキャンセリングに対応するほか、BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LDAC、LC3をサポートする。マルチポイント接続にも対応する。
連続再生時間はイヤフォン単体で約7時間、充電ケース併用で約28時間。充電時間はイヤフォンが約1.1時間、充電ケースが約2時間。15分の充電で約2時間再生できる急速充電に対応する。ワイヤレス充電も行なえる。
またブースには今後発売予定の製品として、イヤカフ型の最新モデル「CC3 Pro」と、aptX系のBluetoothコーデックをサポートするUSB-C接続のBluetoothドングルも登場した。
CC3 Proは「あらゆるシーンで快適な音楽体験」ができるというイヤカフ型の。最大44時間の長時間再生に対応する。
Bluetoothドングルは年内発売を見込んでいるといい、aptX Losslessなどをサポート。ブースではAura Nebulaとペアリングした状態で展示されており、手持ちのスマートフォンと組み合わせての試聴が行なわれていた。
ソニーやDenon / Bowers & Wilkinsなど
会場6階のホワイエにはソニーもブースを用意。10月16日に発表したウォークマンの最新モデル「NW-WM1ZM3/AM3」と「NW-ZX900」の3機種を別室で比較試聴ができるよう準備しており、ホワイエのブースで整理券を配布していた。
また11月6日に発表されたばかりの復刻ヘッドフォン「MDR-3R」も実機が展示され、注目を集めていた。
Denon / Bowers & WilkinsブースではBluetooth対応レコードプレーヤーとワイヤレスヘッドフォンを組み合わせた試聴を実施。ゼンハイザーブースでは、ワイヤレスヘッドフォン「MOMENTUM 5 Wireless」の新色・ラベンダーも展示されていた。






























