Google、Android 4.1搭載タブレット「Nexus 7」

-4.1は操作性改善やUSBオーディオ、5.1ch対応


Nexus 7

 Googleは27日(米国時間)、Android OSの最新バージョン4.1を搭載した7型タブレット「Nexus 7」を発表した。価格は199ドルからで、予約も開始しているが、現時点では日本からは購入できない。製造はASUSTeK Computer。

 7型/1,280×800ドットのIPS液晶を搭載したAndroid 4.1タブレット。外形寸法は198.5×120×10.45mm(縦×横×厚み)、重量は340gと薄型軽量となっている。CPUはクアッドコアのTegra 3。

 ストレージ領域は8GBと16GBを選択可能で、1GBのRAMも搭載。120万画素のカメラやNFC、IEEE 802.11b/g/n無線LANやBluetooth、GPS、ジャイロ、マイクなどを内蔵する。バッテリ容量は4,325mAhで、8時間のHDビデオ再生や、10時間のWebブラウズ/電子書籍閲覧などに対応する。


 Android 4.1では、操作性の改善やアクセシビリティ向上のための新APIなどを追加。描画や、リフレッシュ、タッチイベントなどのvsync(垂直同期)を16ms刻みとすることで、タッチ操作時の遅延を極小化した。また、Unicode version 6.0の絵文字や言語の追加、日本語の文字表示の改善などを図っている。通知機能やウィジェット、タスクナビゲーションの改善のほか、NFCを使った2つの携帯電話間の情報共有機能「Android Beam」は新たにNFC認証を契機とし、その後にBluetoothを活用したビデオや写真の共有が可能になる。

 メディア処理関連機能も強化。USBオーディオ出力に対応し、対応Dockスピーカーなども実現可能になる。マルチチャンネルオーディオサポートし、デバイス内での再生のほか、HDMIからの出力も可能。また、AAC 5.1chのエンコード/デコードにも標準で対応する。

 Webブラウザも強化し、HTML5ビデオ対応を改善し、タッチ再生対応やスムーズな全画面表示への遷移等に対応。HTML5/CSS3/Canvasアニメーションの改善、レンダリング速度の改善、JavaScriptパフォーマンス改善なども図られた。アプリの差分アップデートにも対応する。


(2012年 6月 28日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]