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ソニー、スライド式キーボードの11.6型VAIO「Duo 11」

nasne連携ソフトを機能強化。20型「Tap 20」も


 

発表された新製品
 ソニーは1日、VAIOの2012年秋モデルを発表。Windows 8の採用に合わせ、新たに“Surf Slider”デザインの11.6型モバイル「Duo 11」や、20型“テーブルトップPC”の「Tap 20」を10月26日より順次発売する。

 

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売日はDuo 11が15万円前後で10月26日発売、Tap 20の「SVJ20219CJW」が18万円前後、「SVJ20218CJW」が16万円前後、「SVJ20217CJW」が14万円前後で11月3日発売。いずれもOSはWindows 8(64bit)を搭載する。

 そのほかにもVAIO秋モデルでは、ディスプレイ一体型でテレビチューナ搭載の「Lシリーズ」や、Ultrabookなどもラインナップ。これらの機種については別記事で掲載する。また、ソフトウェアでは、SCEのネットワークレコーダ「nasne」(別売)とホームネットワーク経由で接続し、nasneの操作や録画した番組を視聴できる「VAIO TV with nasne」のアップデートも11月上旬に予定している。

 

Duo 11(右)とTap 20(左) Duo 11 Tap 20

 



■ Duo 11

 

Duo 11
 11.6型、1,920×1,080ドットのIPS液晶を備えたモバイルPCで、タッチパネル操作の「タブレットモード」と、ハードウェアキーを使う「キーボードモード」に対応。ディスプレイ部がスライドして、これらのモードがスムーズに切り替わる「Surf Slider」デザインを採用している。IntelのUltrabook仕様に準じており、薄さ17.85mmのボディにHDMIやアナログRGB(D-Sub 15ピン)、Ethernetなどの端子を装備する。

 

 付属のスタイラスペン「Digitizer stylus」からの手書き入力にも対応。文字入力のWindows 8 IMEのほか、OneNote、PowerPointなどのソフトで手書きが行なえる。「ActiveClip」ソフトでは、画像の切り抜きや修正も可能。筆圧は256段階で検知できるほか、ペン書き中は手のひら検出を行なうため、ペンだけを認識する。ディスプレイにはBRAVIAなどにも使われているオプティコントラストパネルを採用。液晶パネルとガラスの間に樹脂を充填しているため、空気層がある場合に比べて正確なペン入力が行なえるという。

 

主な仕様
 NFCにも対応。後日対応メディアアプリケーションをダウンロードを提供するほか、ワンタッチ機能対応のアップデートを行なう。これらを適用することで、対応Xperiaスマートフォン(対応機種は後日案内)をDuo 11にかざすことで、スマートフォンで再生中の音楽や静止画をDuo 20から再生できる。デジタルアンプのS-Masterも搭載し、ヘッドフォン利用時に高音質で楽しめる。デジタルノイズキャンセル(NC)機能も搭載し、NC対応イヤフォンも付属。Bluetooth 4.0にも対応。高音質化機能のクリアフェイズやxLOUDも搭載する。

 

 CPUはIntel Core i5-3317U(1.70GHz)で、メモリは4GB、ストレージは128GBのSSD。光学ドライブは搭載しない。無線LANはIEEE 802.11b/g/n対応で、WiMAXも内蔵する。Webカメラは207万画素の「Exmor R for PC」CMOSセンサーを搭載する。GPSも内蔵。

 外形寸法は約319.9×199×17.85mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリを含む重量は約1.305kg。バッテリ動作時間は約7時間で、別売シートバッテリ「VGP-BPSC31」(実売15,000円前後)利用時は約14時間まで拡張できる。

 

Surf Sliderデザインを採用 スタイラスペンによる操作も可能

 



■ Tap 20

 

好みの角度で使用可能
 リビングなどで利用する「テーブルトップPC」として提案するモデル。20型ディスプレイの背面にスタンドを備え、通常のデスクトップのように画面を立てる以外に、自由な姿勢でタッチ操作できるように画面をやや上に向けたスタイルや、画面を平らにして複数の人で楽しむスタイルにも対応する。バッテリを内蔵し、約3.5時間の動作が可能。カラーはホワイトで、CTO販売のオーナーメードモデルにはブラックも用意する。

 

 3モデルの主な違いはCPUや光学ドライブなど。最上位の「SVJ20219CJW」のCPUはIntel Core i7-3517U(1.90GHz)で、「SVJ20218CJW」はCore i5-3317U(1.70GHz)、「SVJ20217CJW」はCore i3-3217U(1.80GHz)。SVJ20219CJWとSVJ20218CJWには外付けのBlu-rayドライブ(BDXL対応)が付属。SVJ20217CJWはDVDドライブが付属する。HDDは3機種とも1TB。メモリは8GB。

 ディスプレイは10点マルチタッチ対応の20型IPS液晶で、解像度は1,600×900ドット。「モバイルブラビアエンジン2」を搭載。コントラスト向上と輪郭強調を行ない、YouTubeなどのネット動画や、ネットワーク接続したnasneの録画番組(後述するVAIO TV with nasne利用)、Windows Media Player、Power DVDなどの動画を高画質で再生できるという。

 

主な仕様
 2.1chスピーカーを内蔵。画面を立てた状態でも、左右スピーカーの音がテーブルなどから反射して、ユーザーの方に聴こえる。「ClearAudio+」も搭載。独自のデジタル信号技術をワンタッチで最適化する。S-FORCEフロントサラウンド3Dや、ドルビーホームシアターv4にも対応する。Bluetooth 4.0も搭載。

 

 カメラは有効131万画素のExmor R for PC CMOSセンサーを搭載。NFCにも対応。後日アップデート用アプリを提供予定としており、対応のXperiaスマートフォンをTap 20にかざすことで、スマートフォンで再生中の音楽や静止画をTap 20で再生できる。HDMIは搭載しない。外形寸法と重量は3機種共通。最小傾斜時は約504×187×304mm(幅×奥行き×高さ)、最大傾斜時は高さ45mm、奥行き312mm。バッテリを含む重量は約5.2kg。



■ nasne用ソフトはhome機能が有効に。Xperia Tabletと共通UIの新ソフトも

 

nasneで、VAIOからテレビ番組を視聴可能
 現在ベータ版が提供されている、VAIO専用のnasneを操作ソフト「VAIO TV with nasne」は、11月上旬にアップデート予定。現在は「home」ボタンが押せない(機能が実装されていない)状態だが、最新バージョンではhome画面が利用できる状態になることが大きな特徴。

 

 homeは、nasneの録画予約機能などの入口となっており、nasneの状態を確認可能。画面左上には、録画済みの番組から未視聴のものをサムネイルで左上に表示するほか、放送中の簡易番組表を左下に備える。

 画面中央の「マイサーチ」では、キーワードで番組を検索でき、時間帯や放送種別などの条件を絞り込んでライブ視聴や予約録画が可能。条件は4種類まで設定できる。この画面では、該当した番組に関連する他の番組も紹介。ジャンルが同じ番組だけでなく、番組内容に出てくるワードや制作会社など様々な要素から他の番組をレコメンドするため、意外な番組に出会えるという。

 home画面右側は、「注目の番組」の表示にも対応。あるキーワードで録画予約率が高い番組などを、画面右側に表示する。この“録画予約率”は、torneの「トル数」ではなく、テレビ王国の予約数などを参照しているという。

 なお、このアップデートでVAIO TV with nasneが正式版になるのではなく、正式版の提供開始時期は未定。VAIO TV with nasneのメニューには「このソフトウェアの感想・意見を送る」という項目も用意されており、ここで寄せられた意見などを参考にして機能を強化。「正式版の提供がゴールではなく、強化を続けていく」という。 

 

VAIO TV with nasneのホーム画面 nasne(左)とTap 20(右) キーワードで番組を検索できる「マイサーチ」
検索で見つかった番組を予約録画できる 条件は4つまで設定可能
見つかった番組に関連する他の番組を右側に表示 注目番組 ソフトに対して要望を寄せることも可能

 

 そのほかのVAIO用ソフトも、Windows 8に合わせて機能を強化。ショートムービー作成の「VAIO Movie Creator」や、音楽プレーヤーの「ミュージックアプリケーション」、フォト/ビデオプレーヤーの「アルバムアプリケーション」、SNS用の「Socialife」をダウンロード提供する。ヘルプソフトの「VAIO Care」も用意する。

 VAIO Movie Creatorは、タッチ操作でショートムービーを作成可能。従来のPlayMemories Home用のショートムービー作成も行なえる。12音解析機能に基づいたBGMの自動配置や、顔認識による画像配置なども可能。フルHDのAVCHD動画や、MPEG-4 MVCの3Dコンテンツもサポート。2D-3D変換にも対応する(立体視には別売の3Dパネルが必要)。

 

 再生ソフトの「ミュージックアプリケーション」と「アルバムアプリケーション」は、Xperia Tabletと共通の画面デザインや操作感を実現。DLNAレンダラー機器上で、VAIOの動画や音楽を再生できるThrow機能が利用できる。また、対応機器をかざすNFC連携にも対応する。



(2012年 10月 1日)

[ AV Watch編集部 中林暁]