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ソフトバンク、TV向け新サービス「スマテレ」

HDMIスティック端末利用。avexと「UULA」も展開


「SoftBank SmartTV」を紹介する孫正義社長

 ソフトバンクモバイルは9日、スティック型の端末をテレビのHDMI端子に接続することで、テレビで「TSUTAYA TV」のVODコンテンツや、「GyaO!」などのコンテンツが楽しめる「SoftBank SmartTV」(略称スマテレ)を発表。12月上旬以降にサービスを開始する。月額490円の有料サービス。

 さらに、avexとのジョイントベンチャーによる新会社で提供する、新しい映像配信サービス「UULA」(ウーラ)も発表。こちらも月額490円の有料コンテンツ配信で、iOS/Android向けにサービスを利用するための専用アプリを提供。スマートフォンやタブレットで利用できるほか、テレビで楽しみたい場合は前述の「スマテレ」でも利用できる。サービス開始は12月の予定。




■スマテレ

 スティック型の専用端末をレンタルして楽しめるコンテンツ配信サービス。HDMI出力端子とUSB端子を備えており、テレビのHDMI入力に接続。電源はUSBから給電する。AndroidをベースとしたOSを採用している端末だが、通常のAndroid端末として使う事はできず、あくまで「スマテレ」のサービスを利用するための端末となり、Google Playには非対応。映像は最大1080iまで対応する。

「SoftBank SmartTV」のスティック型端末 テレビのHDMI入力に直接接続する 給電はUSBを使用
接続の簡単さも特徴の1つ

 月額490円のサービスで、端末代金は無料。ただし、申し込みから2年以内に解約すると、契約解除料4,750円がかかる。リモコンとしてスマートフォンを使うため、現時点ではiPhone、iPadやソフトバンクのスマートフォンを使っているユーザーを対象にする予定。

 無線LAN機能を端末に備えており、家庭内LANに接続。インターネット経由で様々なコンテンツ配信サービスが楽しめる。

 現在予定されているサービスは、VODサービスの「TSUTAYA TV」、アニメや映画、ドキュメンタリーなど50チャンネルを配信する「BBTV NEXT」、無料の動画配信サービス「GyaO!」と、新サービスの「UULA」。UULAについては後述する。

 「TSUTAYA TV」では1本100円からのVODコンテンツを用意するほか、新作も1本400円でストリーミング再生可能。1本ずつのレンタルだけでなく、4,500本の中から毎月20本まで選んでレンタル視聴できる月額980円のサービスも用意している。既に「TSUTAYA TV」を利用している場合は、そのID/パスワードが利用できる。


発表会では白戸家の面々が「スマテレ」を体験。お父さん、上戸彩さん、樋口可南子さん、ダンテカーヴァーさんが参加した

 なお、サービス開始から2013年3月31日の期間に「スマテレ」の申し込みをしたユーザーには、「TSUTAYA TV」で作品をレンタルする際に利用できるポイントを、加入から1年間毎月400ポイント(1円/ポイント)プレゼントされる。

 「BBTV NEXT」は月額2,625円のサービスで、アニメ、海外ドラマ、スポーツ、映画、ドキュメンタリーなど、50の専門チャンネルをパッケージングしたもの。「GyaO!」は最新の劇場映画の予告編や音楽クリップなど2,000本(サービス開始時300本、2,000本まで順次追加)の動画をラインナップ。無料で利用できる。




■スマテレはスマートフォンで操作

 スマテレの特徴は、スマートフォンの専用アプリから操作する事を前提に作られている事。スマートフォン側でサービスメニューにアクセスし、再生したいコンテンツを探し、再生ボタンを押すと、同じLAN内にあるスマテレが操作できる。リモコンアプリのアプリのダウンロードには「S! ベーシックパック」への加入が必要。

 Android 2.3以上を搭載したソフトバンクのスマートフォンを対応機種としている(Xシリーズ、001DL、X06HT、X06HTIIを除く)。さらに、iPhone/iPad向けアプリも12月頃に提供予定。

「SoftBank SmartTV」の操作は、スマートフォンの専用アプリ経由で行なう メニュー画面



■UULA

avexの松浦社長CEOと孫社長

 avexとソフトバンクのジョイントベンチャーによる新会社で提供する、音楽と映像の新しい配信サービス。月額490円の定額制サービスで、コンテンツラインナップの詳細は未定だが、合計5万以上の音楽/映像などのコンテンツを用意するという。

 このサービスは、前述の「スマテレ」から利用できるほか、iOS版やAndroid版アプリを使い、スマートフォンやタブレットでも利用可能になる予定。なお、「スマテレ」から使う場合は、スマテレの月額利用料に加え、UULAの月額利用料も支払う形になる。

 サービス開始当初は映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツがメインで、音楽コンテンツはミュージックビデオやカラオケ映像などを提供予定。「ここにしかないプレミアム映像も用意する」という。

 さらに、将来的には音楽の定額配信サービスも「UULA」の中の、別のサービスとして提供予定。その場合、音楽配信サービスは別料金になる見込み。

 発表会には、avexの松浦勝人代表取締役社長CEOも登場した。松浦氏は「今はちょっと手を伸ばせば、インターネットで様々な映像や音楽を手に入れられる時代。しかし、あまりに多すぎて、どれを見れば、聴けばいいのかわからない。何を探そうか決まっていても、どうやってそこまでたどり着いたらいいのかわからない。たどり着いても違法なコンテンツである可能性もある」と、ネットとコンテンツの現状について問題点を指摘。

 その上で、「僕らは、最高に安全で、凄く簡単にコンテンツを楽しめるサービスを提供していきたい。avexは4人で始まった小さな会社だが、この二十数年間で沢山のムーブメントやブームを仕掛けてきた自負がある。今回このソフトバンクという素晴らしいパートナーを得て、(UULAを)ムーブメント&ブームに仕掛けていきたい」と意欲を見せた。

 なお、サービス名「UULA(ウーラ)」の名付け親は孫社長とのこと。松浦氏は、「サービス名を決める真面目な会議の席で孫さんが、『松浦くんとやるから、“(マツ)ウーラ”だとつぶやいたんです。僕は何と言っていいかわからなくて、黙って下を向いていました」と、笑いながら会議の様子を振り返った。


発表会場に用意されたUULAの紹介ブース avexの松浦勝人代表取締役社長CEO

(2012年 10月 9日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]