アイ・オー、6TB全録対応の「REGZA Z7」専用USB HDD

最大120時間タイムシフト。1TB USMカセットHDD付属


REGZA Z7と「AVHD-ZR」(右)の接続例。左奥にあるのが東芝の「THD-250T1」

 アイ・オー・データ機器は、東芝REGZA Z7シリーズ専用のUSB録画HDD「AVHD-ZR」シリーズを12月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、4TB内蔵(2TB×2)で1TBカセットHDD付きの「AVHD-ZRC5」が39,800円前後、6TB内蔵(3TB×2)/1TBカセットHDD付きの「AVHD-ZRC7」が49,800円前後。

 カセットHDDは「HDUS-1.0」として同時期より単品発売も行なう。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,480円前後。カラーはブラック(K)、ブルー(BL)、レッド(R)、シルバー(S)の4色で、用途や家族で使い分けできるようになっている。

 REGZA Z7シリーズのタイムシフトマシン機能(全録)や、タイムシフトマシン以外の通常録画に利用できるUSB外付けHDD。内蔵の4TB/6TB HDDはタイムシフトマシン用、カセットHDDは通常録画/ダビング用となる。3つのUSB 3.0端子に、付属ケーブル(約1.5m)で接続して利用する。

 東芝の純正HDD「THD-250T1」(オープンプライス/店頭予想価格4万円前後)はタイムシフトマシン用が2TB、通常録画用が500GBで、これに比べ大容量化可能なほか、カセットHDDの採用で全録番組を簡単にダビング/ムーブできることが特徴。なお、THD-250T1のようにテレビ背面に装着することはできないが、縦置き/横置き対応で、REGZA Z7の背後に置くことも可能。

AVHD-ZR本体カセットHDDは単体販売も行なうUSMカセットHDDの接続端子部



 6ch全録に利用する場合、4TB内蔵モデルでは80時間、6TB内蔵モデルでは120時間記録可能。内蔵HDDは、24時間連続稼働できる3.5型のAV用HDDを2台使用している。REGZA Z7がユーザーの好みに応じたおすすめ番組を紹介する「ざんまいプレイ」にも対応。なお、タイムシフトマシンの仕様として、一度登録した録画チャンネルなどの設定を変更すると、変更前のコンテンツは再生できなくなる。

 カセット型HDDは、iVDRとは異なるSerial ATA Organizationの規格「USM(Universal Storage Module)」を採用。全録以外の通常録画や、内蔵HDDからのダビング/ムーブに利用できる。内蔵HDDに全録しながら、カセットHDDへ2番組同時録画することも可能。カセットHDDは、1TBを8台まで登録できる。今後、カセットをパソコンと直接シリアルATA接続するためのアダプタも発売する予定。

 電源部は本体に内蔵。60mm径の大型/静音ファンを装備する。PC接続時の対応OSはWindows 8。カセットHDD込み/縦置き時の外形寸法は70×189×215mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kg。保証期間は1年間。



(2012年 11月 21日)

[AV Watch編集部 中林暁]