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USB 3.0の転送速度が10Gbpsに拡張。'13年半ばに規格策定へ

 USB 3.0 Promoter Groupは6日(米国時間)、SuperSpeed USB(USB 3.0)の転送速度を、現状の2倍となる10Gbpsまで拡張すると発表した。'13年半ばまでに規格策定を完了する見込み。

 今回の拡張では、現在5GbpsのUSB 3.0を10Gbpsまで向上。転送時のデータエンコードの改善により効率的な転送を行ない、スループット向上や省電力化を実現する。ソフトウェアスタックやデバイスクラスプロトコルは既存のUSB 3.0互換とし、従来のUSB 2.0/3.0機器とも互換性を持つという。

 このアップデートに対して、IntelやHP、Microsoft、TIらが歓迎のコメントを寄せており、米MicrosoftのWindows Ecosystem担当ゼネラルマネージャー・Dennis Flanagan氏は、「USB 3.0のアップデートはMicrosoftの目指す考えと一致している。高い転送レートにより、高品質な映像/音楽などを1本のケーブルで伝送でき、既存のデバイスも引き続き活かせる」と述べている。

(中林暁)