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Twonky Beam、1月末にDTCP-IPダウンロードムーブ対応。ドコモユーザー以外は有償化も
(2013/1/22 16:00)
パケットビデオは、提供中のDLNA/DTCP-IP対応Androiアプリ「Twonky Beam」を1月31日にアップデートし、「ダウンロード型ムーブ」に対応する。22日に行なわれたNTTドコモのスマートフォン新製品発表会で明らかにしたもので、これに伴い、アプリのDTCP-IP対応について有償化を検討しているという。
1月31日のアップデートにより、LAN内のレコーダがDTCP-IPの「ダウンロード型ムーブ」(レコーダ側ではなく、スマートフォンなどの視聴端末側からの操作で番組をダウンロードする)に対応していれば、Twonky Beamからレコーダの番組をダウンロード可能になる。スマートフォン側がフルHD再生に対応していれば、変換することなく再生可能。フルHDで転送可能な機種は、'13春スマートフォンの「Xperia Z SO-02E」、「ELUGA X P-02E」、「ARROWS X F-02E」、「Optimus G pro L-04E」と、タブレットの「Xperia Tablet Z SO-03E」、'12年冬モデルの「ARROWS Tab F-05E」。
ダウンロードムーブ対応のBlu-ray Discレコーダとしてドコモが動作確認済みなのは、シャープの'12年最新モデル「BD-W520」と「BD-W1200」の2機種。今後はパナソニックとソニーに対しても対応に向けて話し合いを進めているという。なお、SCEのネットワークレコーダ「nasne」もダウンロード型ムーブ対応のレコーダだが、動作確認は行なっていないという。
なお、レコーダからのストリーミング再生については引き続き対応し、上記レコーダ以外でもDTCP-IPサーバー対応であれば利用できる。対応のレコーダは、パナソニックのDMR-BZT9300/BZT830/BZT730、DMR-BWT630/BWT530、DMR-BRT230、DMR-BZT920/BZT820/BZT720、DMR-BWT620/BWT520、DMR-BRT220、シャープのBD-W520、BD-W1200、BD-W510、BD-W1100、BD-HW51、BD-T510、BD-T1100、BD-T2100、ソニーのBDZ-EX3000、BDZ-ET2000/ET1000、BDZ-EW2000/EW1000/EW500、BDZ-E500W/E500B、BDZ-AX2700T/AT950W/AT970T/AT770T/SKP75、東芝のDBR-Z310/Z320、DBR-T350/T360、DBR-M180/DBR-M190、DBR-Z250/Z260。対応機器の詳細は、ドコモのサイト内で案内している。
このほかにも、アップデートによりアプリ画面構成の見直しなどで操作性を改善。今回のアップデートに伴い、ドコモスマートフォン以外のTwonky Beamユーザーに対して、DTCP-IP機能の有償化(アプリ自体は引き続き無償)を検討しているという。料金などの詳細は未定。なお、従来バージョンのユーザーは、アップデートしなければ引き続きDTCP-IP再生機能も無償で利用できる予定。
さらに、NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」のSTBとも連携。フルHDで配信している有料多チャンネルの「ひかりTV テレビサービス」に加入していれば、配信番組のうち60チャンネル以上を、外出先などのスマートフォン/タブレットでも視聴できるようになる。なお、家のチューナから番組を転送するのではなく、スマートフォンなどで直接モバイル向け番組をストリーミング再生することで視聴する。連携対応のSTBは、現在提供中の「IS1050」のほか、春に発売予定のAndroid搭載STBでも利用可能になる予定。このAndroid STBを使えば、スマートフォン/タブレットへの番組のムーブも行なえるという。
ひかりTV未加入者に対するキャンペーンとして、ドコモスマートフォンユーザーに向けて、一部のフルHDコンテンツを無料で視聴できる企画も用意。キャンペーン限定のアプリを使って、2月1日~4月30日まで視聴可能。対応端末は前述のフルHD対応6機種。