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エプソン、色残像を抑えたビューファインダ用XGA液晶
(2013/1/24 11:37)
セイコーエプソンは、デジタル一眼カメラなどで用いられる電子ビューファインダ向けに、0.48型で1,024×768ドット(XGA)解像度の高温ポリシリコンTFT液晶パネル「ULTIMICRON(アルティミクロン) L3F04X-80300C」を量産開始した。
ULTIMICRONシリーズ第3弾となるパネルで、ミドルからハイエンド向けのデジタル一眼カメラの電子ビューファインダを主な用途としてカメラメーカーに提案する。
対角0.48インチで、外形寸法を従来のSVGA(800×600ドット)製品と同じにすることで、カメラの小型化/薄型化に対応。解像度を向上することで確実な視認性と精細な情報表示を可能としたほか、同社SVGA製品と同じICでの駆動が可能なため、開発/設計工数を削減しながら高精細/高解像度のビューファインダを実現できるとする。
また、カラーフィルタ方式を採用しているため、流し撮りや動きの早い被写体撮影時でも、カラーブレークアップ(色の残像発生)現象が原理的に発生しないという。画素ピッチは9.6(3.2×RGB)×9.6μm、色域はsRGBカバー率92%、表面輝度は520cd/m2。
なお、新パネルは1月31日から2月3日までパシフィコ横浜で開催されるカメラと写真映像イベント「CP+2013」のエプソンブースに出展する。