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Jリーグ20周年。スカパー! が月額2,880円の記念セット

全公式戦を視聴可能。スマホ生配信もJ1/J2全試合が対象

 スカパーJSATは、サッカーJリーグの20周年を記念して、J1/J2公式戦を全て観られるキャンペーンセット「JリーグMAX 2,880円/月」を提供する。また、スマートフォン/タブレット/PCでJリーグの生中継を見られる「スカパー! JリーグLIVE」が、今シーズンからJ1/J2とも全試合生中継することも決まった。

 Jリーグとスカパー! は、18日に東京・お茶の水にある日本サッカー協会ビルのJFAハウスで共同記者会見を開催。昨シーズンに現役を引退した中山雅史さんが、18日より「スカパー! Jリーグ応援隊長」に就任。2月23日よりオンエアされる新CMに出演するほか、2013シーズンを通してスカパー! のJリーグに関する取り組みを一緒に盛り上げていくという。中山雅史さんに加え、3月からの新番組「Jリーグ マッチデーハイライト」でMCを務める女優の足立梨花さんがゲストとして会見に登場した。

左から、スカパーJSATの高田真治社長、中山雅史さん、足立梨花さん、Jリーグの大東和美チェアマン
ゲストの2人が会場を盛り上げた

スマホ生中継はJ1/J2全試合が対象に

Jリーグ20周年を記念した「JリーグMAX 2,880円/月」を開始

 スカパー! は、3月2日(土)の開幕戦よりJ1リーグ戦を全て生中継するほか、J2リーグも全試合を放送し、合計最大773試合を予定。さらに、Jリーグヤマザキナビスコカップ全55試合も生中継(決勝のみ録画)。天皇杯は2回戦から注目試合を放送し、4回戦以降は全試合を観られる予定(昨年実績)。そのほか、なでしこリーグについても注目の試合を毎節2試合放送する。なお、3月2日(土)、3日(日)のJ1/J2リーグ開幕節は、全試合無料放送となる。

 新たに始まる「JリーグMAX 2,880円/月」では、上記の放送を全て視聴可能。さらに、スマートフォン/PC/タブレットで視聴できる「スカパー! JリーグLIVE」も追加料金無しで視聴できる。

 「スカパー! JリーグLIVE」は、PC/スマホ/タブレット向け配信の「スカパー! オンデマンド」において、Jリーグの2012年シーズンから開始したサービス。J1/J2リーグ戦の生中継をパソコンやiPhone/iPad、Android端末を使って3G/無線LANで視聴可能(Androidアプリは3月にリリース予定)。アプリは無料で、Jリーグ関連のニュースや試合プレビュー/レポート、選手名鑑などのコンテンツ(試合映像以外)は無料で閲覧できる。上記のようなテレビ向けのJリーグ系セットを契約しない場合は、月額2,580円で試合映像を視聴できる。

 昨シーズンは「J1は、ほぼ全試合生中継、J2は年間60試合ほど」を配信していたが、今シーズンはJ1/J2とも全試合を生中継(J2は予定)。スタジアムに行けない時に家や外出先で視聴したり、スタジアムで別の試合経過を確認するといったことができる。生中継終了後はすぐに見逃し配信も行なう。

J1/J2全試合など全ての公式戦が「JリーグMAX 2,880円/月」で視聴可能
スカパー! オンデマンドのサービスで展開しているスマホ/タブレット/PC向けのJリーグライブ配信も追加料金なしで利用できる
タブレット向けの配信画面。左側から試合を選んでライブ視聴できる。試合終了後は見逃し配信となる
選手のプロフィールや、試合結果の詳細なども確認できる

Jリーグの「+Quality」をスカパー! も応援

Jリーグの大東和美チェアマン

 Jリーグの大東和美チェアマンは、「最近、散歩やジョギングの時にお供ができた」として、自らもスマートフォンでJリーグの試合を楽しんでいることを紹介。「Jリーグは、今年5月15日に20回目の誕生日を迎えるが、成長を止めることはできない。新しい取り組みをスピード感を持ってチャレンジしていく。スタジアムで観戦してもらうだけでなく、いかに多くの人に(テレビやスマートフォンなどで)視聴してもらえるかが重要。日本全国でサッカーファン、サポーターを増やし、プレーする人を増やしたい。そのためのパートナーシップ」と述べた。

 スカパーJSATの高田真治社長は「長く放送、サッカーに関わってきた人間として、20周年は感慨深い。ライブ配信についても好評をいただいており、全て配信して欲しいという声ももらっていた。そこで、J1/J2をライブ配信することになった」とサービス拡充の経緯を説明。

 また、「Jリーグの観客動員が増えれば、スカパー! のサッカーセットが増えるというように、2つは相関が強い。逆に言えば、加入を増やせば、スタジアムに行っていただけるのではと思う。これからもリーグ/クラブと連携を強めたい」との意向を示した。

 発表会では、“ゴン中山”の愛称で親しまれ、昨年現役を引退した中山雅史さんを、スカパー! が応援隊長に任命する式典を実施。スカパーJSATの高田真治社長から、中山さんに任命状と特大の名刺が手渡された。

スカパーJSATの高田真治社長
中山さんに任命状と特大の名刺を手渡した
応援隊長への意気込みを語る中山雅史さん

 中山さんは「Jリーグは開始から20年が経って、より成熟したリーグが展開されるのではとワクワクしています。皆さんの力を借りて、精一杯、熱く盛り上げていければ」とコメントした。

 Jリーグは、2012年より、試合自体の魅力向上を目指すための取り組み「+Quality(プラスクオリティ)プロジェクト」を発足。試合における審判への異議や遅延行為などに対する罰則を強化するといった取り組みにより「フェアで、クリーンで、スピーディで、タフな試合の実現を目指す」としている。

 スカパー! も、この理念に賛同。試合で異議行為などが起きた際に、実況や映像でその行為を取り上げることなどを通じて、視聴者を含めた意識改革を図っていく。こうした取り組みついて中山さんは「選手にも、レフリーにも注目が集まり、緊張感が生まれる。それが観ている人にも伝われば、盛り上がっていくのでは」とした。

 3月からの新番組「Jリーグ マッチデーハイライト」で初めてMCを務める足立梨花さんは、昨年まで「Jリーグ特命PR部 女子マネージャー」としてスタジアムから魅力を伝える活動を行なっており、今年は「Jリーグ名誉女子マネージャー」となった。昨年は毎週のようにスタジアムに足を運んでいたが、どうしても行けないときは「スカパー! JリーグLIVE」で観戦。また、他会場の試合を観たり、席から離れた場所で起きたシーンを手元のスマートフォンで確認するなど、配信を活用していたとのこと。

 「今年21歳になるので、1993年に開幕したJリーグは同級生みたいで、一緒に育ったような親近感があります。MCは始めてですが、自信を持って、みなさんにワクワクしてもらえる情報を届けたいです」と決意を語った。

 中山さんが出演する新CMは、20周年を迎えたJリーグが、もういちど開会セレモニーを行なうというもの。20年前と同じ国立競技場で、「スカパー! Jリーグ応援隊長」として登壇した中山さんがサッカーへの熱い想いを語るという内容になっている。キャッチコピーは「この国のサッカーは、あなたともっと強くなる。」。2月23日から全国(一部エリアを除く)でオンエアされる。

23日からオンエアされる新CM。Jリーグのスタート時を思い起させる映像となっている

 最後に中山さんは今後の意気込みとして「Jリーグをより熱く、より面白く伝えていければいいと思うし、みなさんがJリーグを愛してくれるように、力を注いでいきたい。みなさん、サッカーを愛してください、Jリーグを愛してください、スカパー! を愛してください。よろしくお願いします! 」と力強く締めくくった。

足立梨花さん
それぞれのサッカーに対する想いや、これからの抱負などを語った

(中林暁)