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ソニー、ズームレバー搭載の低価格ミラーレス「NEX-3N」

16-50mm付属で約6万円。180度チルトモニタで自分撮り

ブラックモデル

 ソニーは、ミラーレスのレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-3N」を3月8日に発売する。価格はオープンプライス。PZ 16-50mmをセットにしたパワーズームレンズキット(NEX3NL)の想定売価は6万円前後、16-50mmに加え、55-210mmもセットにしたダブルズームレンズキット(NEX-3NY)は85,000円前後。

 カラーはどちらのモデルも、ホワイト、ピンク、ブラックの3色を用意。ブラックモデルはレンズもブラック。その他のカラーでは、レンズがシルバーとなる。

ブラックモデル
ピンクモデル
ホワイトモデル

 NEX-F3の後継機種となる、低価格なミラーレス一眼。コンパクトデジタルカメラからのステップアップ層や、女性ユーザーも意識したモデル。F3と比べ、約30%の小型化を実現し、約45gの軽量化も実現。シンプルかつフラットなデザインを採用している。また、爪の長い女性でも持ちやすい形状にするよう、開発陣もつけ爪を装着して握り心地などをテストしたという。

ホワイトモデルに、後述するアクセサリ、専用ボディケース「LCS-EB32」と、ショルダーストラップ「STP-XSR1」を取り付けたところ
ピンクモデル
シャッターの前部分にズームレバーを搭載している

 シャッターボタンの右脇に電源ON/OFFボタンを用意。さらに、シャッターボタン外周の前側に一眼カメラとして初めて、本体にズームレバーも搭載。電動ズームレンズを装着した場合、コンパクトデジタルカメラのように、レバーを操作してズームでき、コンパクトデジタルカメラの操作に慣れたユーザーでも迷わず扱えるようにしている。なお、パワーズームレンズ以外ではズームできない。キットのパワーズーム「PZ 16-50mm」は、レンズ側面にもズームボタンを用意。手動ズームも可能であるため、3通りのズーム方法が用意されている。

ブラックモデルを上から見たところ
キットレンズPZ 16-50mmは、ズームレバーも搭載している
ブラックモデル
液晶を180度起こせば、自分撮りも可能

 液晶モニタは92万画素の3型ワイド・エクストラファイン液晶。180度起こして、自分撮り用をする際の構図確認が可能。前述のズームレバーを使い、快適なフレーミングができるという。

 撮像素子は、APS-Cサイズで有効約1,610万画素の「Exmor APS HD CMOS」センサー。NEX-F3に搭載されていたアンチダスト機能は省かれている。画像処理エンジンはBIONZで、αシリーズの最上位モデル「α99」にも搭載されているエリア分割ノイズリダクション機能も採用。暗所撮影でのノイズを大幅に低減できるという。

 フルHD動画撮影にも対応しており、AVCHDで1080/60i/24p記録が可能(センサー出力は30コマ)。ビットレートは60iと24pのそれぞれに、24MbpsのFXモードと、17MbpsのFHモードを用意。MPEG-4 AVC/H.264のMP4形式でも録画でき、1,440×1,080/30p/12Mbps、640×480/30p/3Mbpsが選択可能。P/A/S/Mの各撮影モードにおいて、様々な設定で動画が撮影でき、マニュアル露出、ホワイトバランス変更、ピクチャーエフェクトの適用、クリエイティブスタイルなども変更できる。

 全画素超解像技術を使い、劣化を抑えながらの高倍率ズーム撮影が可能。様々な効果をかけられる「ピクチャーエフェクト」は、「パートカラー」や「トイカメラ」など11モード15種類を用意。背景ぼかしや明るさ、色合いなどをモニタを見ながら調整できる「マイフォトスタイル」や、カメラが自動でシーンを判断し、最適なモードに合わせてくれる「プレミアムおまかせオート」も利用可能。

 フレーミングを補佐する機能も用意。人物の顔を認識し、撮影した画像が印象的なポートレートになるよう、カメラが構図を決め、トリミングし、超解像処理をかけて元の解像度のまま出力する「オートポートレートフレーミング」機能を搭載。従来は人間1人の顔を認識してトリミングしていたが、3Nでは人物2人の顔を認識できるようになった。前述の“自分撮り”でも活用できる。

 マクロ撮影で、焦点の合っている位置を基準にトリミングする「オートマクロフレーミング」、移動している被写体を追尾しながら撮影した際に、進行方向を検出して動きの感じられる構図へトリミングする「オート追尾フレーミング」も利用可能。

 記録メディアはメモリースティックPRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCの両方に対応。タイプDのHDMI出力を装備し、トリルミナスカラーにも対応。付属バッテリ「NP-FW50」での撮影可能枚数は約480枚。外形寸法は62×109.9×34.6mm(縦×横×厚さ)。バッテリやメモリースティックを含めた重量は269g、本体のみでは約210g。

ピンクモデルに専用ボディケース「LCS-EB32」と、ショルダーストラップ「STP-XSR1」を取り付けたところ
カードスロット部分

アクセサリ

 リモコン三脚や、別売アクセサリの制御が可能なマルチ端子を装備。マルチ端子経由で静止画、動画撮影、ズーム、シャッターロック操作ができる、コンパクトなリモコン「RM-VPR1」(6,825円)も5月に発売する。

 また、NEX-3Nには搭載していないが、マルチインターフェースシュー向けのアクセサリとして、小型フラッシュ「HVL-F20M」(ガイドナンバー20/15,750円)も5月に発売される。

【お詫びと訂正】
 記事初出時、「NEX-3Nにマルチインターフェースシューを搭載」と記載しておりましたが、誤りでした。お詫びして訂正させていただきます(2013年2月25日)。

小型フラッシュ「HVL-F20M」
リモコンの「RM-VPR1」

 専用のボディケース「LCS-EB32」は、ブラック、ブラウン、ホワイトの3種類用意。価格は4,200円で、3月8日に発売する。

 ほかにも、ショルダーストラップ「STP-XSR1」(3,150円)や、体に密着させながら持ち運べるスリングバック「LCS-SB1」(7,350円)なども用意する。「LCS-SB1」は、カメラ以外にタブレット端末なども収納でき、内部のインナーボックスは取り外し可能。撮影以外の用途にも使用できる。

専用ボディケース「LCS-EB32」のブラウンモデル
ショルダーストラップ「STP-XSR1」のピンク
スリングバッグ「LCS-SB1」

Eマウントレンズ

 同日には、NEXのEマウントに装着できる新しいレンズも発表された。

 3月8日に発売されるのは、「E 20mm F2.8」(SEL20F28)で、価格は44,100円。全長20.4mmの薄型パンケーキレンズで、3枚の非球面レンズを採用。最短撮影距離は20cm。フィルタ径は49mm。重さは69g。

 「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」(SELP18200)は、3月8日発売予定で149,100円。レンズ交換式ビデオカメラ「NEX-VG30H」のキットレンズとして既に発売されているものを、単品レンズとして販売するもの。動画撮影に適した機能を備えており、ズームはマニュアルと電動が選択可能。電動ズームは速度をH/M/Lから選べ、レバー操作による2段階変速を実現。アクティブ手ブレ補正機能も備えている。最短撮影距離は30cm〜50cm。フィルタ径は67mm。重さは649g。

E 20mm F2.8。フードを付けたところ
フードを外したところ。薄型のパンケーキレンズになっている
「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」(SELP18200)

(山崎健太郎)