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日本記録メディア工業会が3月末で解散

ネット化などで「記録メディアの位置づけ低下」

日本記録メディア工業会のホームページ
(2013年3月末閉鎖予定)

 日本記録メディア工業会は14日、2013年3月末をもって同工業会を解散すると発表した。

 同工業会は、Blu-ray DiscやDVD、ビデオテープなど、記録メディアに関する調査研究や普及啓発などの活動を行なっており、1948年10月設立の前身となる磁気録音テープ工業会からの活動を含め、約60年間活動を続けてきた。

 しかし、「昨今では発展著しいネットワーク技術とクラウド技術の融合により、ストレージもネットワークの中に集約される方向性が強まり、リムーバブルな記録メディアの相対的な位置づけが極めて低下してきている」との現状分析に基づき、「記録メディアに関する調査研究や普及啓発、規格や基準立案などを通じて、我が国の産業発展や国民生活向上に資する、という目的が達成された」と判断。3月末をもって解散、清算することとした。

 なお、解散に伴い、これまで行なってきた事業を全て終息。ホームページも3月31日をもって閲覧停止する。

(臼田勤哉)