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ソニー、太陽光充電/iPhone給電も可能な手回しラジオ
充電効率改善、IPX4防滴。実売8,000円
(2013/6/18 13:10)
ソニーは、手回しで充電できるポータブルラジオ2機種を7月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、充電方法が手回しのみの「ICF-B08」が7,000円前後、手回し/USB/太陽光充電に対応した「ICF-B88」が8,000円前後。カラーは、ICF-B08がホワイトとオレンジの2色、ICF-B88がシルバーのみ。
2012年2月に発売された「ICF-B03」の後継モデル。備え付けのハンドルを手で回して内蔵バッテリに充電でき、非常時などにラジオやLEDライトを使えるほか、携帯電話など外部機器への充電も行なえる。単3電池2本でも動作する。
B03からの改善点として、充電ハンドルと機構の改善により、手回し充電の効率を最大約20%向上。従来は1分間の手回し充電でAMラジオが約60分使えたが、B08/88では約75分まで利用できる。ハンドルはツマミのグリップ部を11×22mm(直径×長さ)に大型化した(B03は10×15mm)。根本のジョイント機構の強度を向上させたことで、ハンドルを回転しやすくした。ハンドル長も従来の約60mmから約90mmに1.5倍長くなっている。
外部機器への充電機能では、Androidスマートフォンやフィーチャーフォンに加え、iPhone(iPhone 4以降)も充電可能になった。付属ケーブルはAndroid端末用のmicroUSBと、フィーチャーフォン用(au用とNTTドコモ/ソフトバンク用)を同梱。iPhoneへ充電する際は、iPhone付属のケーブルを使用する。また、従来モデルの乾電池駆動は単4電池2本だったが、単3電池2本に大容量化。従来は、電池利用時の持続時間がFM 40時間、AM 50時間、ライト30時間だったが、新モデルはFM 80時間、AM 100時間、ライト50時間となった。単3電池からスマートフォンなどへの充電も行なえる。
B88は新たにソーラーパネルを搭載。手回しだけでなく太陽光でも充電でき、ラジオやライト、スマホ充電などに利用可能。さらに、別売USB-ACアダプタなどを使ってB88のバッテリに充電することもできる。そのほかにもB88とB08の違いとして、携帯電話などへ充電する場合、B88のみ内蔵充電池からも給電できる。
【6月18日訂正】記事初出時、「USB-ACアダプタを同梱する」としていましたが、実際は付属していませんでした。お詫びして訂正いたします。(6月18日19時15分)
2機種とも、本体はIPX4防滴仕様(あらゆる方向からの飛沫を受けても有害な影響がない)で、従来のIPX2防滴から向上。また、ライトが誤動作しないようにスイッチの位置を変更。グリップは、指がかかる部分を大きくしたことにより、手で持ちやすくした。ラジオの周波数表示は、文字をハッキリ読みやすくしたという。
前面にスポットライトを装備。B08の天面にはソフトライトも備え、従来モデルに比べソフトライトの面積を拡大した。なお、B88は天面に太陽光パネルを備えるため、ソフトライトは搭載しない。ヘッドフォン(別売)出力は来と同じモノラルだが、左右からモノラルの音声が聴こえるように変更した。付属の非常用ホイッスルもデザインを一新。ストラップに装着しやすくした。
外形寸法は、B88が58×132×79mm(幅×奥行き×高さ)、B08が58×132×77mm(同)、電池を除く重量は、B88が約338g、B08が約329g。
ICF-B88 | ICF-B08 | 【参考】 ICF-B03 | ||
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電源 | 手回し充電 | ○ | ○ | ○ |
USB充電 | ○ | - | - | |
太陽光充電 | ○ | - | - | |
外部充電 | iPhone | ○ | ○ | - |
その他 スマートフォン | ○ | ○ | ○ | |
フィーチャーフォン | ○ | ○ | ○ | |
携帯/スマホ 充電方法 | 乾電池 | ○ | ○ | ○ |
手回し | ○ | ○ | ○ | |
内蔵充電池 | ○ | - | - |
ICF-B88 | ICF-B08 | 【参考】 ICF-B03 | ||
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手回し充電 (1分間120回転時) | AM 約75分 FM 約50分 ライト 約15分 | AM 約75分 FM 約50分 ライト 約15分 | AM 約60分 FM 約40分 ライト 約15分 | |
太陽光充電 (約60分間) | AM 約60分 FM 約40分 ライト 約10分 | - | - |