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Samsung、TV向けクラウド録画サービスのBoxeeを買収

 STBを使ったインターネット動画視聴サービスを手がけるイスラエルのBoxeeは、同社が韓国Samsungの傘下に入る予定であることを明らかにした。

 Boxeeは現在、テレビ放送の映像をクラウドに保存できる「Boxee Cloud DVR」(旧Boxee TV)を一部地域でベータ版サービスとして展開している。STBをアンテナに接続してテレビ映像を受信し、録画した映像をローカルではなくクラウドに保存。STBにHDMI接続したテレビで録画番組を視聴できることが特徴。このSTBにはNetflixやYouTubeなどのインターネット動画視聴アプリも搭載する予定。また、USBメモリなどに収めたファイルの再生や、DLNA再生にも対応する。

 同社はサイトのトップページにて、Samsungによる買収を歓迎するコメントを掲載。「テレビにおける最高のハードウェアとソフトウェアが融合した製品を生み出すことができ、多くの人に“テレビの未来形”を提供できる」としている。

 なお、現在提供しているベータ版のCluod DVRサービスは7月10日に終了し、ユーザーは録画番組にアクセスできなくなる予定。

(中林暁)