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7月公開「フェラーリ」、エンツォの知られざる姿捉えた場面写真

映画「フェラーリ」場面写真
(C)2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

7月5日にTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショーされる映画「フェラーリ」より、F1の“帝王”と呼ばれたエンツォ・フェラーリの知られざる姿が明かされる場面写真や、新たなキャラクタービジュアルが公開された。配給はキノフィルムズ。

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元レーシングドライバーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。しかし、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。

本作は1957年、当時59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描いている。主人公のエンツォを演じるのはアダム・ドライバー、監督はマイケル・マン。

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公開された場面写真は、エンツォがレース場に佇む姿や、何かに鋭い眼差し送る姿、流線形のマシンの隣をひとり歩く姿が映し出されており、その圧倒的なカリスマ性、そして偉大な業績に隠れた孤独の両方を漂わせている。

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そのほか、フェラーリ社の共同経営者でもある妻ラウラの鬼気迫る表情、愛するパートナー・リナとの幸せな日々、公道を疾走するマシンを捉えた場面写真も解禁。激しく過酷なレースシーンと2人の女性との複雑で重厚なドラマに期待が高まる。

本作で製作総指揮も務めたアダムは、59歳のエンツォを演じるため毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、エンツォの決断、歴史、振舞い、呼吸の仕方、歩き方、話し方に至るまで徹底的に研究したという。

そのアダムは、エンツォについて「エンツォ・フェラーリという人物については、様々な見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」とコメントしている。

さらに、物語の中心を担う登場人物たちのキャラクタービジュアルも公開。エンツォのほか、冷え切った夫婦生活に不満を感じつつもフェラーリ社を支える猛妻ラウラ・フェラーリ(ペネロペ・クルス)、エンツォと密かな愛を育むリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)、若く野心に満ちた新進気鋭のレーサーであるアルフォンソ・デ・ポルターゴ(ガブリエル・レオーネ)、引退を目前にしたベテランレーサーのピエロ・タルッフィ(パトリック・デンプシー)と、それぞれの情熱と狂気を胸に秘めたような表情が捉えられている。

公開されたキャラクタービジュアル
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