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ソニー、医療用の3D対応32型フルHD液晶モニタ

メリハリと奥行きのある3D表示。約136万円

LMD-3251MT

 ソニーは、医療用液晶モニターの新製品として、32型フルHDで3D対応の「LMD-3251MT」を8月1日に発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は1,365,000円前後。

 32型/1,920×1,080ドットの液晶パネルを搭載する医療用モニタ。手術顕微鏡や3D内視鏡、内視鏡手術ロボットなどを用いた手術現場において、医師や助手が手術映像を確認するモニターとしての利用を想定している。3D表示も可能で、偏光3Dメガネの「BKM-30G」と「BKM-31G」(クリップオン型)が付属する。

 入力はDVI-DやアナログRGBなどを装備。別売アダプタの装着で、コンポーネントやコンポジットなどの入力にも対応する。デジタル信号だけでなくアナログ信号も入力直後にデジタル変換して10bitフルデジタル回路で信号処理するため、なめらかな階調表現で劣化の少ない映像を表示できるという。さらに、医療用におけるデジタル画像の通信規格・DICOMに対応したガンマ設定が行なえ、X線/CT/MRIなどの医療用画像参照用ディスプレイとしても利用できる。

 バックライトは白色LEDで、従来モデル「LMD-2451MT」に比べて消費電力を約25%削減している。また、従来のCCFLバックライトモデルに比べ高輝度化して視認性を向上。メリハリと奥行き感のある3D映像を再現可能としている。2Dの視野角は上/下/左/右各89度、3D視野角は上下35度。

 電源はACアダプタを使用し、消費電力は100W(オプションボード2枚装着時)。外形寸法は約783×124.3×479.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.3kg(オプションボード2枚装着時は約13.8kg)。

(中林暁)