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パナソニック、天井に装着するNFC/Bluetoothスピーカー
スマホ/テレビ音声を360度方向に出力。照明も併用可能
(2013/9/2 16:16)
パナソニックは、天井に取り付けられるBluetooth搭載の「シーリングスピーカー」2機種を10月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、NFCタグ付属の「SC-LT200」が3万円前後、NFCタグを同梱せず、Bluetooth送信機が付属する「SC-LT205」が35,000円前後。カラーはいずれもホワイト(W)。
両機種とも、天井の照明取り付け部に装着するBluetoothスピーカーで、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで聴くことが可能。「天井から音が聴こえるという、カフェのBGMのような音の聴き方を、リビングなどで楽しめる」としている。2機種の主な違いは付属品で、スピーカー部の仕様は共通。
室内の天井にある照明の配線器具と、照明器具の間に挟む形で設置するため、手持ちのシーリングライトやペンダント型ライトなどをそのまま利用可能。対応する配線器具であれば工事不要で取り付けられるが、凹凸や傾きのある天井など、一部の天井には対応しない。装着可能な配線器具の詳細は、製品情報のサイトで案内している。
Bluetooth 3.0に準拠し、スマートフォンや、Bluetooth対応VIERA VT60/GT60/FT60シリーズの音楽をワイヤレスで聴くことが可能。対応プロファイルはA2DP/SPP。音声コーデックはSBCのほか、高音質のaptXもサポートする。通信距離は約10m。
SC-LT200は、NFCタグを同梱。NFCやおサイフケータイ(FeliCa)に対応したAndroidスマートフォンに「Panasonic Music Streaming」アプリ(無料/Android 2.2以降に対応)をインストールすると、部屋の壁などに貼ったNFCタグにスマホをかざすだけで、SC-LT200とペアリングできる。
SC-LT205は、ステレオミニ音声入力を備えたBluetooth送信機もセットにしたモデルで、テレビなどの音声を送信機に有線接続して、そこからスピーカーへワイヤレスで伝送できる。NFCタグは付属しないため、ワンタッチでのBluetooth接続はできないが、手動でペアリングすればスマートフォンなどと接続できる。Bluetooth送信機の対応プロファイルはA2DPのみ。
スピーカー出力は5W×2ch。3×10cm径のフルレンジユニットを4基内蔵し、RとR、LとLを向かい合わせに配置することで互いの振動を打ち消す「振動キャンセラー」を採用。音が360度方向に広がり、階上や隣室への振動は抑制できるという。エンクロージャはバスレフ型。
SC-LT200/LT205の下に装着できる照明器具の重さは5kgまで。付属のリモコンで、照明器具の電源ON/OFFも操作できる。照明器具本体の裏面にあるスポンジ部分の外側寸法が直径44cmを超える場合や、照明器具のスポンジがSC-LT200/LT205と接触しない場合に利用する専用の拡張アダプタ「SH-KLT200-W」も別売で用意する。
消費電力は8Wで、待機時は約1.4W、省電力待機時は約0.7W。外形寸法は440×72mm(直径×厚さ)。重量は約2.5kg。SC-LT205に付属するBluetooth送信機の外形寸法と重量は44×69×16mm(幅×奥行き×高さ)、約22g。