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ソニー、FLAC対応で77時間駆動の新「ウォークマンS」

アルミボディ化した「S780」。エントリー機E083も

NW-S780シリーズ

 ソニーは、ウォークマンの中核シリーズとなる「ウォークマンS」をリニューアルし、「NW-S780シリーズ」を10月19日より発売する。8GBモデル「NW-S784」、16GBモデル「NW-S785」、32GB「NW-S786」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8GBが15,000円前後、16GBが18,000円前後、32GBが21,000円前後。

 スピーカー付属の「NW-S780Kシリーズ」も発売。8GBの「NW-S784K」と16GBの「NW-S785K」をラインナップし、店頭予想価格は8GBが18,000円前後、16GBが21,000円前後。

 NW-S780シリーズは、従来機(S770シリーズ)のデザインなどを踏襲しながら、アルミ外装でボディの高級感を高めた。また、新たにFLACやApple Losslessなどロスレス(可逆圧縮)オーディオ形式に対応し、バッテリ駆動時間も最長77時間に拡張した。ただし、24bit/96kHzなどのハイレゾオーディオには対応しない。

NW-S780シリーズ
NW-S780Kシリーズ
NW-E083

 また、エントリーシリーズ「ウォークマンE」も一新。「NW-E080シリーズ」を10月17日に発売する。4GBモデル「NW-E083」のみの展開で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は11,000円前後。スピーカー付属の「NW-E083K」も用意しており、店頭予想価格は14,000円前後。

 NW-E80シリーズは液晶を2型に大型化したほか、FLACやApple Losslessなどのコーデックに新対応。ただし、ハイレゾ音源やビデオ再生には対応しない。

FLAC/Apple Lossless対応のNW-S780シリーズ

 約8mmの薄型化ボディを採用したウォークマン。基本的なデザインは従来モデルのS770を踏襲しているが、アルミ素材を採用し、高級感を高めている。ボディカラーはブラック、ホワイト、ブルー、ビビッドピンク、ライトピンク、グリーンの6色(32GBは、ブラック、ホワイト、ブルーのみ)。

 液晶ディスプレイは2.0型/240×320ドット。ビデオ再生にも対応する。

NW-S780(ブラック)
NW-S780(ホワイト)
NW-S780(ブルー)
NW-S780(ビビッドピンク)
NW-S780(ライトピンク)
NW-S780(グリーン)

 主な変更点はアルミボディ採用による質感向上と、対応フォーマットの増加。16bit/48kHzまでのFLAC、Apple Losless、WAV、AIFF。そのほか、MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、AAC、HE-AACにも対応する。ヘッドフォン出力は10mW×2ch。

 デジタルノイズキャンセリングや、高域補間のDSEE、クリアベース、クリアステレオ、クリアフェーズなどの技術を搭載。また、イヤフォンは新設計のEXヘッドフォンを採用する。クリアフェーズは、デジタル信号処理により、スピーカーやヘッドフォンの音響特性を最適化する技術で、対応イヤフォン/ヘッドフォンは、付属のEXヘッドフォンと、別売の「MDR-NWNC200」。

ClearAudio+

 クリアで臨場感ある音を再現するという「ClearAudio+」を新搭載。また、12音解析技術により、楽曲のテンポを自動抽出/表示して、スピードをコントロールする「ダンスモード」を搭載。再生画面から↑を押すだけで、スピードコントロールメニューに遷移し、テンポを調節できるため、ダンスの練習などに利用できる。A-Bリピート機能で反復練習も行なえる。

 細かい点では、従来は本体とUSB接続時に、レジューム位置がリセットされてしまったが、S780では本体データベース更新時以外は再生位置情報をキープできるようになった。

 また、従来モデルと同様にBluetoothを標準搭載し、Bluetoothイヤフォンなどと連携可能。対応プロファイルはA2DP/AVRCP/OPP。

 ビデオ再生にも対応。対応ビデオ形式は。MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4(.mp4、.m4v)とWMVで、AVCはBaseline Profile/720×480ドットまでの対応となる。同社のブルーレイレコーダからの「おでかけ転送」などに対応する。また、動画再生が終わった後に、そのまま次の動画を再生する「動画連続再生」にも新対応した。

 ダイレクトエンコーディングに対応し、別売録音用ケーブル「WMC-NWR1」を使って、WM-PORT経由でリニアPCMとATRAC3plus(64/128/256kbps)形式でのアナログ録音が可能。PC用のソフトウェアは、「Media Go Ver.2.5」を本体メモリに同梱し、楽曲の管理や転送などに対応する。

 なお、上位モデルの「NW-ZX1」や「NW-F880」ではWM-PORTからのデジタル音声出力に対応したが、S780シリーズはアナログ出力のみの対応となる。

 バッテリは内蔵リチウムイオンで、約3時間で充電可能。連続駆動時間は77時間(音楽/NC OFF)で従来の36時間から大幅に長時間化した。ビデオ再生時(NC OFF)は約14時間、Bluetooth利用時は約21時間。

 また、ウォークマンからスマートフォンへの「おすそ分け充電」に対応。専用ケーブル「WMC-NWC10(実売1,800円前後)」でmicroUSB接続のスマートフォンに接続して、スマートフォンの充電が可能。Xperia Zに対して、1時間で約20%の充電が可能という。対応機器は同社ホームページに公開予定。

WMC-NWC10
スマホへ「おすそ分け充電」
スピーカーセットのNW-S780Kシリーズ

 外形寸法は92.1×42.1×8.0o(縦×横×厚み)、重量は50g。パソコン用の音楽再生/転送ソフト「Media Go Ver.2.50」や、Mac用の転送ソフト「Content Transfer for Mac」を本体メモリに内蔵している。

 スピーカーセットの「NW-S780K」の付属スピーカーは、従来モデルと共通で、スピーカー出力は1W(ACアダプタ駆動時、ウォークマンからの駆動時は最大200mW)。ユニット径は35mmのフルレンジ。ACアダプタが付属する。

エントリーモデル「E080」もFLAC対応

NW-E083

 エントリークラスの「E080シリーズ」も音質を強化。MP3、WMA、AAC、HE-AAC、ATRACのほか、FLACやApple Losslessに新対応した。ただし、ハイレゾファイルには対応せず、16bit/48kHzの楽曲までとなる。

 ディスプレイはS780と同サイズの2.0型/240×320ドット液晶だが、ビデオ再生には非対応。デジタルノイズキャンセル(NC)やDSEE、クリアベース、クリアフェーズ、ClearAudio+などの高音質化技術はS780シリーズと共通となっている。ヘッドフォン出力は10mW×2ch。

 ダンスモードやカラオケ機能、歌詞ピタなどの機能を搭載。FMラジオも内蔵する。バッテリ駆動時間は約36時間(NC ON時)/約30時間(NC OFF時)。外形寸法は約92.1×42.1×8mm(縦×横×厚み)、重量は約46g。イヤフォンは新EXイヤフォン。

 カラーはブラック、レッド、ブルーの3色。また、スピーカー付きモデル「NW-E083K」も10月19日に発売される。実売価格はNW-E083プラス3,000円の14,000円前後。

3色をラインナップ
背面
NW-E083Kシリーズ。スピーカーが付属する

語学学習スピーカーなど新ウォークマン用アクセサリも

新ウォークマン用アクセサリ

 NW-S780/E080シリーズ用のシリコンケース「CKM-NWS780」(実売約2,000円)や、クリアケース「CKH-NWS780」(実売約2,300円)、スマートフォン充電ケーブル「WMC-NWC10」(実売約1,800円)なども10月19日に発売する。

 また、ウォークマンをWM-Port接続して利用できる語学学習スピーカー「RDP-NWL100」も10月19日に発売。±4段階のピッチコントロールや、3秒/10秒戻しボタンなどを装備。価格は6,000円前後。

 ウォークマン用Bluetoothヘッドフォンの新モデル「MDR-NWBT20N」も10月19日に発売し、店頭予想価格は8,000円前後。デジタルNCの対応によるノイズキャンセルの高性能化や、最長9.5時間の長時間使用に対応。NFCによるペアリングにも対応する。

語学学習スピーカー「RDP-NWL100」
新Bluetooth/NCヘッドフォン「MDR-NWBT20N」

(臼田勤哉)