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パイオニア、ハイレゾ対応で薄さ85mmの6ch AVアンプ

ClassDアンプ搭載「VSX-S510」。BDプレーヤー新色も

VSX-S510

 パイオニアは、ハイレゾ楽曲ファイルの再生も可能な薄型6ch AVアンプ「VSX-S510」を10月下旬に発売する。価格は68,500円。カラーはシルバー。

 また、6月に発売したBlu-ray Discプレーヤー「BDP-160」のシルバーモデルも同じく10月下旬に発売する。型番は「BDP-160-S」で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は16,800円前後。

薄型AVアンプ「VSX-S510」

 高さ85mmのスリムな筐体に、高効率のClassDデジタルアンプを搭載し、DLNA 1.5やAirPlayなどのネットワーク音楽再生も可能なAVアンプ。定格出力は110W×6ch(4Ω)、65W×6ch(8Ω)。

 Ethernetを搭載。無線LANは内蔵しないが、家の無線LANルータを経由してスマートフォンなどからワイヤレスで音楽再生が可能。インターネットラジオにも対応する。別売のWPS対応無線LANアダプタ「AS-WS300」を利用することで、スマホとのWi-Fi Direct接続も行なえる。別売Bluetoothアダプタ「AS-BT200」も接続可能。そのほか、アプリ「Pioneer ControlApp」を使って、スマホからアンプを操作することも可能。

 DLNAサーバーやUSBメモリ内のハイレゾ楽曲再生も可能。24bit/192kHzのWAV、FLAC、AIFFのほか、Apple Lossless Audio Codec(ALAC)にも対応し、ギャップレス再生も行なえる。そのほか、MP3やAAC、WMAも再生できる。USB端子はiPhone/iPod/iPadとのデジタル接続にも対応する。

 HDMI端子は入力6系統、出力1系統。入力のうち1系統は前面に備え、MHL 2.0にも対応する。HDMIの4Kパススルーや、1080pアップスケーリング、36bit DeepColor、x.v.Color、CEC、HDMIスタンバイスルーにも対応する。

 独自の自動音場補正技術「MCACC」や、マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消する「フェイズコントロール」を搭載。コンテンツ再生時にピークボリュームを分析・調整して消費電力を抑える「Ecoモード」や、無信号・無操作時の「オートパワーダウン」機能(15/30/60分から選択可能)も利用できる。

別売スピーカーと組み合わせて「Smart Theater S5」としての提案も

 HDMI以外の端子は、同軸/光デジタル入力が各1系統と、アナログ音声が1系統。音声出力は2.2chプリアウト(サラウンドバックLR、サブウーファ)、ヘッドフォン(ステレオミニ)を装備。消費電力は96W。待機時は17Wで、HDMIコントロールやネットワークスタンバイのOFF時は0.3W。外形寸法は435×316×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.1kg。

 同製品と、既発売の2.1chスピーカーシステム「S-HSL300」(12,500円)を組み合わせて、省スペースの2.1chホームシアターシステム「Smart Theater S5」として提案。既発売のセンター+サラウンドスピーカーのセット「S-SL100CR」(9,800円)を追加することで、5.1chシステムへの拡張も可能。

BDプレーヤー「BDP-160」のシルバーモデル

BDP-160-S

 Wi-Fi Directに対応したBlu-ray Discプレーヤー。Blu-ray 3DやSACD再生にも対応する。6月よりブラックモデルが発売されており、10月下旬より新たにシルバーモデルが追加される。

 Wi-Fi Directにより、無線LAN環境が無くても、スマートフォン/タブレットなどと直接接続して、スマホで撮影した動画/静止画をBDプレーヤー経由でテレビに出力することが可能。「YouTube Send to TV」にも対応。スマートフォン/タブレットのYouTubeアプリで検索した動画をBDP-160経由でテレビに表示して、コントロールをスマホ/タブレット側から行なえる。

 Blu-ray 3Dや、BD-Liveにも対応。USBメモリに保存した動画(WMV/MKV/DivX Plus HD/FLV/3GP)、音楽(FLAC/MP3/WMA)、静止画(JPEG/PNG/GIF)の再生も可能。デジタルカメラで撮影した3D静止画(MPO)も再生できる。外形寸法は435×250×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2kg。

(中林暁)