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日テレ、SNS連携「JoinTV」をオープンプラットフォーム化。WOWOWが無料番組に採用

JoinTVが提供するオープンプラットフォームの概要

 日本テレビ放送網は7日、同社が運営するテレビのソーシャル視聴サービス「JoinTV」を11月よりオープンプラットフォーム化し、日本テレビ以外の放送事業者へも提供すると発表した。第1弾として、11月にWOWOWが実施する大型無料放送番組に採用することが決定。番組中でJoinTVを活用し、視聴者参加型/セカンドスクリーン企画を実施する。

 「JoinTV」は2012年3月に日本テレビが開発・実用化したサービスで、テレビとFacebook/TwitterなどのSNSサービスと連携し、多くの人と一緒に番組を視聴しているような体験を実現するもの。スマートフォン/タブレットなどをセカンドスクリーンとして利用でき、SNSの友人と一緒に番組と連動したゲームやプレゼントなどの企画にも参加できる。

 今回、「JoinTV」が持つ多くのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を日本テレビ以外の放送事業者が利用できるように環境を整備。これまで「JoinTV」が提供してきたサービスの多くを、他社でも比較的簡便に実現可能になるという。

 将来的にはビッグデータをテレビ局同士で共有し、精度の高いデータを利用することで番組やサービスの向上を図る。日本テレビは、今後もJoinTVのオープンプラットフォーム戦略を推進。放送事業者や、テレビを利用した全ての事業者へ拡大し、次世代のテレビの価値を創出していくとしている。

(中林暁)