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アップル、Retina化した7.9型の新「iPad mini」
2,048×1,536ドット。A7チップ採用で11月発売
(2013/10/23 04:28)
アップルは23日、7.9型ディスプレイの小型タブレット「iPad mini」の新モデルとして、ディスプレイを2,048×1,536ドットに高精細化した「iPad mini Retinaディスプレイモデル」を発表。11月中に発売する。Wi-Fiモデルの価格は16GBが41,900円、32GBが51,800円、64GBが61,800円、128GBが71,800円。Wi-Fi+Cellularモデルもソフトバンク、auから発売予定。カラーはスペースグレイ、シルバーの2色。
Wi-Fi+Cellularモデルはソフトバンク、auから発売される。カラーはスペースグレイ、シルバーの2色。従来のiPad miniも併売するが、16GBモデルのみとなる。
従来のiPad miniはディスプレイ解像度が1,024×768ドットだったが、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」では解像度が2,048×1,536ドットに高精細化した。326ppiでLEDバックライトを搭載。マルチタッチに対応する。
外形寸法は200×134.7×7.5mm(幅×奥行き×高さ)で、従来のiPad mini(200×134.7×7.2mm)よりも0.3mm厚くなっている。重量はWi-Fiモデルが331g(従来308g)、Wi-Fi+Cellularが341g(同312g)。
CPUは64bitのA7チップを採用。M7モーションコプロセッサも搭載。従来モデルと比べ、CPUは最大4倍、グラフィックパフォーマンスは最大8倍高速化したという。
無線LAN機能はIEEE 802.11a/b/g/nに対応。デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz)をサポートする。MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)対応のアンテナを2本搭載し、無線LANのパフォーマンスを最大2倍に高めたとする。Bluetooth 4.0にも対応。Wi-Fi+CellularモデルはUMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,900、2,100MHz)、GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)、CDMA EV-DO Rev. A、Rev. B(800、1,900MHz)、LTEをサポートする。
外向きのデジタルカメラ「iSightカメラ」は500万画素で、裏面照射センサーを採用。明るさはF2.4。1080pの動画撮影が可能で、動画手ぶれ補正も搭載。顔検出やタップフォーカス、3倍ビデオズームなどが利用可能。内向きのFaceTime HDカメラは120万画素で、720p動画撮影が可能。無線LAN、もしくは携帯電話ネットワークを使ったFaceTimeビデオ通話ができる。
OSはiOS 7を採用。センサーはWi-Fiモデルはデジタルコンパス、3軸ジャイロ、加速度センサー、環境光センサーを搭載。Wi-Fi+CellularモデルはさらにAssisted GPSも搭載する。バッテリの持続時間は、無線LANでのWebブラウジングや、ビデオ再生、音楽再生で最大10時間。
Lightningコネクタやステレオミニのイヤフォンジャック、スピーカー、マイクを内蔵。
再生可能な音楽フォーマットはAAC(8~320 Kbps)、HE-AAC、MP3(8~320Kbps)、MP3 VBR、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)、Apple Lossless、AIFF、WAV。
動画フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264の最大1080/60p、ハイプロファイル4.2(最大160kbpsのAAC-LC)、48kHz、m4v、.mp4、.movのステレオ音声動画に対応。MPEG-4は最大2.5Mbps、640×480/30p、30fps、シンプルプロファイル(1チャネルあたり最大160KbpsのAAC-LC)、48kHz、.m4v、.mp4、.movのステレオ音声動画。MotionJPEGは最大35Mbps、1,280×720/30p、ulaw、.aviのPCMステレオ音声動画に対応。第2世代/第3世代Apple TVへのAirPlayミラーリングにも対応する。
別売アクセサリとして、ディスプレイをカバーするポリウレタン製のSmart Cover(4,080円)と、両面を保護するSmart Case(8,100円)を用意する。