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コルグ、DSD対応「AudioGate 3 Player」を公開。ライト版は同社DAC無しでも利用可能
(2014/1/31 16:48)
コルグは、DSD再生対応のパソコン用ソフト「AudioGate 3 Player」を、31日より無償公開した。対応OSはWindows XP/Vista/7/8.1と、Mac OS X 10.6以降。同社USB DACの「DS-DAC-100」や「DS-DAC-100m」などのユーザー向けで、アクティベーションにはコルグの1bit対応製品が必要。ユーザー以外にも、一部機能を制限したライト版を用意している。
同社は、DSD再生/編集対応の「AudioGate 3」を'13年12月下旬に公開予定としていたが、その後延期を発表。同ソフトのプレーヤー機能に特化したバージョンを'14年1月下旬に提供すると予告していた。
なお、エクスポートやディスク作成、マークの追加/読み込み、ゲイン調整、分割/結合といった編集機能も備えたフルバージョンの提供は、2014年春を予定。現時点では、編集機能は引き続きAudioGate v2.3.3を利用するよう案内している。
「AudioGate 3」(AudioGate 3.0)は、同社のUSB DAC新モデル「DS-DAC-100(実売55,000円)」または「DS-DAC-100m(同3万円)」と組み合わせて使用可能。DS-DAC-100/100mに最適化した機能強化を行ない、ユーザーインターフェイスも一新した。DS-DACシリーズと連携し、AudioGate側でパソコン内の音源をDSDに変換して再生できるほか、FLACやWAV、MP3などをDSD変換せずに出力することもできる。
同社のDSD対応DACユーザー以外でも利用できる「ライト版」は、出力サンプリング周波数が48kHzまでに限られるほか、リアルタイム変換の「高品位」の使用が制限される。また、ユーザーサポートを受けることもできない。
なお、AudioGate 3のページにおいて、「既知の不具合と回避方法」についても説明されている。「タイトル、ジャンルやプレイリストの名前に"(ダブルコーテーション)を付けると表示されなかったり、ソフトウェアが異常終了する」、「プレイリストに多数のソングを追加中に、対象先のプレイリストを削除するとソフトウェアが異常終了する」、「ライブラリ、またはプレイリストに多数の曲(概ね2,000曲以上)が登録されていると、ソフトウェアの動作が重くなり、操作に対する反応が悪くなる」という問題があり、それぞれの回避方法も案内している。これらの不具合は、次回バージョンのリリースで修正される予定。