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JASRAC、映画上映など著作物使用料から差し引く「管理手数料率」を一部引き下げ

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は26日、著作物使用料から差し引いて業務運営の経費としている管理手数料の実施料率を、2014年度より一部引き下げると発表した。

 引き下げの対象となるのは、「映画上映」と「貸レコード」、「貸ビデオ」の3項目。映画上映の管理手数料実施料率は、現在の30%から'14年度は26%に引き下げる。貸レコードと貸ビデオは、いずれも'13年度の11%から、'14年度は10%に引き下げとなる。

2014年度
実施料率
2013年度
実施料率
映画上映26%30%
貸レコード
貸ビデオ
10%11%

 JASRACは、著作物使用料を会員/信託者に分配する際、管理手数料として分配額の一定率(管理手数料率)を差し引き、運営のための経費としている。実際に適用する手数料率(実施料率)は、文化庁長官に届け出た手数料率(届出料率)の範囲内で、理事会の承認を得て定めている。

(中林暁)