JASRAC、音楽ネット配信の著作物使用料から差し引く手数料を10%に引き下げ

　日本音楽著作権協会(JASRAC)は26日、インターネット上で音楽配信する「インタラクティブ配信」における管理手数料の実施料率を、'15年度より引き下げると発表した。'14年度は11%だが、'15年度は10%となる。引き下げの理由については、「著作権情報集中処理機構(CDC)による権利処理システムの利用が進み、JASRACによる照合作業の負担が軽減された」と説明している。

　JASRACは、著作物使用料を会員や信託者に分配する際、管理手数料として分配額の一定率(管理手数料率)を差し引き、業務運営の経費に充当している。適用する手数料率(実施料率)は、文化庁長官に届け出た手数料率(届出料率)の範囲内で、理事会の承認を得て定められている。