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パナソニック、PDP第5工場売却へ。流通加工工場に転用

 パナソニック プラズマディスプレイ(PPD)は27日、パナソニックのPDP第5工場(P5)の敷地所有者である兵庫県 企業庁、尼崎市、関西電力、P5の活用計画を有するセンターポイント・ディベロップメント(CPD)との関係5者で、同工場の建物を流通加工工場として転用することで基本合意した。パナソニックは、'13年10月にプラズマディスプレイパネル事業からの撤退を発表している。

 PPDは、この基本合意に基づき、P5建物の売却について必要な諸手続きを進めていくという。

 今回の合意では、P5の建物を「流通加工工場」として活用することで、早期に地域経済の再活性化を図ることを目的としており、今後建物の売却や用地売却などについて関連5者で協議を進める。P5の建物や用地の売却時期は2014年9月末を目標とする。

 CPDが計画する流通加工工場では、P5建物を転用し、複数のテナントに賃貸。建物内で運搬物の整理、ラベル貼り、梱包などの流通加工業務を実施し、雇用創出見込みは約1,000~2,000人。

(臼田勤哉)