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JDI、タブレット向けの10.1型4K液晶のサンプル出荷を開始

 ジャパンディスプレイ(JDI)は23日、10.1型の4K/2K液晶モジュールを開発し、サンプル出荷を開始した。

 10.1型/3,840×2,160ドットの4K/2K液晶モジュール。同社では、'13年の「FPD International 2013」において、12.1型(精細度365ppi)のタブレット向け4K液晶を発表しているが、今回の発表製品は438ppiとさらに精細度を高めた液晶モジュールとなる。

 液晶モードはIPSで、コントラストは1,100:1、輝度は400cd/m2、色再現域はNTSC比で71%。消費電力は2,180mW(白400cd/m2時はバックライト1,800mW。パネル380mW)で、JDIでは「アモルファスシリコン技術による10.1型WQXGAフォーマット(2,560×1,600ドット)液晶モジュールと同程度の消費電力を実現している」とする。

 テレビやカメラにおいて、4Kが拡大すると同時に、関連する画像処理技術や周辺機器も進化している。JDIでは、新モジュールの導入により、「タブレットにおいても写真/動画コンテンツ/ゲームコンテンツのリアリティ感や没入感のある表示が可能になる」としており、モバイル向け4K2Kディスプレイを次世代のフラグシップモデルとして製品化するという。

(臼田勤哉)